ナタリー・ポートマン

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ナタリー・ポートマン

2006年

ナタリー・ポートマン（Natalie Portman, 1981年 6月9日 - ）は、アメリカで活躍するイスラエル出身のユダヤ人女優。

本名はナタリー・ヘルシュラグ(Natalie Hershlag, נטלי פורטמן )であり、Portmanは母方の祖母の旧姓である。ヘルシュラグ家は直接的にはポーランド系であるが、ロシア・ポーランド・ルーマニア・オーストリア系のユダヤ教徒の血を引く。

11歳のときに『レオン』（リュック・ベッソン監督）にて鮮烈なデビューを飾り、一躍人気子役となるが、ロリータ的イメージやラブシーンを敬遠し、出演作を厳選。その後『スター・ウォーズ』新三部作のヒロイン・アミダラ役に抜擢される。1999年から2003年はハーバード大学での学業を優先するなど、真面目で優等生な美少女という印象がある。しかし、大学卒業後は多彩な作品に出演、大人になり魅力をました美貌に加え、すぐれた演技力が開花。大型女優として注目を集めている。

父方からユダヤ人の血をひき、曾祖父母は第二次世界大戦中に強制収容所で死亡、祖父母も被害を受けている。本人もユダヤ人である自覚が強く、舞台『アンネの日記』ではアンネ役を熱演した。国籍はイスラエルだが、アメリカ合衆国の大学に通っていたため兵役を免れた。イスラエルに住む親戚が自爆テロにあったことから、映画出演を断ったことがある。

才媛であることは有名で、英語・ヘブライ語（母国語）のほか、フランス語・ドイツ語・日本語の5ヶ国語が話せる。また最近はアラビア語を新たに学んでいる。高校時代は、映画撮影などハードスケジュールながらも勉強もおろそかにせず、試験では常に平均90点以上を維持し続け、成績はオールA。将来の夢は獣医師か弁護士と考えていて、女優は趣味だと述べている。その後、ハーバード大学とイェール大学という名門に合格し、1999年から2003年はハーバード大学で心理学を学んだ。2004年に舌禍事件を起こした際も、知的な謝罪をして好感を持たれている。

ベジタリアン（菜食主義者）であり、16年前から食肉そのものはもちろん、加工品やゼラチンも食さない。彼女は菜食主義について、「ただ動物が好きだから価値観に従うまでです。絶対に食しません」と語っている。

小津安二郎監督作（『東京物語』等）が好き。

[編集] 年譜

1981年 6月9日エルサレムに生まれる。イスラエル人の父（医師）とアメリカ人の母（主婦・アーティスト）の間のひとりっ子。
1984年アメリカに移住。ワシントンD.C.を経てニューヨークで育つ。
1992年ロング・アイランドのピザレストランで、エージェントに化粧品会社レヴロンのモデルとしてスカウト。当初芸能界入りに興味は無かったがスカウトの「パトリック・スウェイジにも会えるよ」との言葉に惹きつけられたという。モデルよりも演技に興味があるということで、俳優を目指すことに。
1994年『レオン』のマチルダ役で映画デビュー。2000人を超える候補者の中から、主人公の殺し屋に一途な想いを抱くマチルダ役に選ばれた。
1999年ハーバード大学に入学し、心理学を専攻。大学在学時は映画撮影は夏休みのみ、と学業を優先。
2004年『クローサー』のアリス役でゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞。