トリビュート・アルバム

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トリビュート・アルバムとは功績のある人物、グループに対して称賛するために作られるアルバムのこと。複数のアーティストによって対象となるアーティストの曲をカバーしたコンピレーション・アルバムのような形式になることが多い。

トリビュートとは「称賛・賛辞・尊敬・感謝」といった意味で、自分自身に大きく影響を与えたり、尊敬していたり、あこがれの存在であったりするアーティストに対して敬意を表すアルバムであり、単なるカバー曲集ではない。ミュージシャン以外では手塚治虫やアイルトン・セナのトリビュート・アルバムが製作されたこともあった。 1990年代後半から2000年代前半に洋楽（特にHM/HR）のトリビュート盤が大流行したが、単なるカバー大会に終わっているものや、無名の若手バンドの売名行為まがいとしか思えない作品など粗製濫造が横行したため批判を呼び、現在はトリビュートブームは沈静化している。 かつて日本では、トリビュート・アルバムを追悼盤とする誤解があった。これは、亡くなった海外のアーティストのトリビュート・アルバムが販売されることが多かったために起こった誤解である。1997年に発売された加山雄三の還暦を記念して作られたトリビュート・アルバム「60 CANDLES」が発売された時にはテレビ・ラジオなどの番組で少なくないタレントらが「トリビュートって追悼盤っていう意味じゃなかったんですね」などと発言していた。

日本ではレコード会社間の関係等が障壁となってなかなか制作されることがなかったが、前述の「60 CANDLES」の制作によって先例が出来たことやカバー曲ブームも重なり、1997年以後トリビュート・アルバムが多数発売されている。

目次 1 主な作品 1.1 日本のアーティストを取り上げたトリビュート盤 1.2 海外のアーティストを取り上げたトリビュート盤 1.3 作品を取り上げたトリビュート盤 1.4 作詞家・作曲家を取り上げたトリビュート盤

[編集] 主な作品

[編集] 日本のアーティストを取り上げたトリビュート盤

• YMO
  • 『TRIBUTE TO YMO』 （2004年）
• 井上陽水
  • 『YOSUI TRIBUTE』 （2004年）
• 遠藤賢司
  • 『プログレマン』 （1996年）
• 大瀧詠一
  • 『ナイアガラで恋をして Tribute to EIICHI OHTAKI』 （2002年）
• 尾崎豊
  • 『A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』 （2004年）
• GARLIC BOYS
  • 『tribute to Garlic Boys』（2006年）
• 加山雄三
  • 『60 CANDLES』 （1997年）
• キャロル
  • 『CAROL TRIBUTE』
• 久保田利伸
  • 『SOUL TREE～a musical tribute to toshinobu kubota～』（2004年）
• 近藤真彦
  • 『MATCHY TRIBUTE』（2006年）
• the pillows
  • 『SYNCHRONIZED ROCKERS』 (2004年)
• 西城秀樹
  • 『KIDS’WANNA ROCK!(A ROCK TRIBUTE TO HIDEKI SAIJO)』 （1997年）
• THE BLUE HEARTS
  • 『THE BLUE HEARTS 2002 TRIBUTE』（2002年）
  • 『THE BLUE HEARTS SUPER TRIBUTE』（2003年）
  • 『THE BLUE HEARTS TRIBUTE 2005 EDITION』（2005年）
• 少年ナイフ
  • 『A Tribute to Shonen Knife』（2006年）
• スピッツ
  • 『一期一会 Sweets for my SPITZ』（2002年）
• 聖飢魔II
  • 『非公認! 聖飢魔II カヴァーアルバム VOICE』 （2006年）
• 高田渡
  • 『高田渡「ごあいさつ」トリビュート』 （2005年）
  • 『高田渡「系図」トリビュート』 （2005年）
  • 『高田渡「石」トリビュート』 （2006年）

    2005年に急逝した高田渡のベルウッド・レコード3部作のトリビュート・アルバム。

• CHAGE&ASKA
  • 『one・voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA』 （1996年）
• TRF
  • 『Lif-e-Motions』 （2006年）

    2枚組のDISC2がトリビュート・アルバム。

• 中島みゆき
  • 『中島みゆきトリビュート Yourself...Myself』
  • 『元気ですか (カバーアルバム)』
• 長渕剛
  • 『Hey ANIKI!』 （2004年）
• ニューロティカ
  • 『A.I COMPANY』（2004年）
• はっぴいえんど
  • 『HAPPY END PARADE～tribute to はっぴいえんど～』（2002年）
• hide
  • 『hide TRIBUTE SPIRITS』 （1999年）

    2006年現在、国内で唯一ミリオンセラーを記録したトリビュートアルバム。

• BUCK-TICK
  • 『PARADE～RESPECTIVE TRACKS OF BUCK-TICK～』 （2005年）
• プリンセス・プリンセス
  • 『14プリンセス～PRINCESS PRINCESS～』 （2006年）
• BOØWY
  • 『BOØWY Tribute』 （2003年）
  • 『BOØWY Respect』 （2003年）
• 松任谷由実
  • 『Dear Yuming』
  • 『OVER THE SKY:Yuming International Cover Album』 (2003年)
• 美空ひばり
  • 『「美空ひばりトリビュート」オリジナル・セレクション』
• 矢沢永吉
  • 『JOY RIDE』
• 山口百恵
  • 『山口百恵トリビュート Thank You For...』 （2004年）

[編集] 海外のアーティストを取り上げたトリビュート盤

• Led Zeppelin - 『Encomium: A Tribute To Led Zeppelin』　（1995年）
  • Robert Plant、Tori Amos、Sheryl Crow、Duran Duranら参加。
• Japan - 『Life in Tokyo: a tribute to Japan』　（1996年）
  • Mick Karn、土屋昌巳、SUGIZO、RYUICHI、藤井麻輝、森岡賢ら参加。
• KISS - 『Kiss My Ass』　（1994年）
  • KISS、Anthrax、Dinosaur Jr.、Lenny Kravitz、Stevie Wonder、YOSHIKIら参加。
• LOWELL GEORGE　－　『ROCK　AND　ROLL　DOCTOR』（1997年）
  • リトル・フィートのギタリスト、ローウェル・ジョージのトリビュート。日本人からただ一人、桑田佳祐が一曲参加。
• KISS - 『地獄の賞賛 〜KISS トリビュート・イン・ジャパン〜』 （1998年）
  • 筋肉少女帯、ROLLY、THE YELLOW MONKEYら参加。
• Depeche Mode - 『For The Masses』　（1998年）
  • The Cure、The Smashing Pumpkins、Meat Beat Manifesoto、Rammstein、Apollo 440ら参加。
• HELLOWEEN - 『The Keepers Of Jericho』（2000年）
  • Rhapsody、Sonata Arcticaら参加。
• Weezer - 『across the sea ～a tribute to weezer～』（2003年）
  • スムルース、つばき、CORNERら参加

[編集] 作品を取り上げたトリビュート盤

• ゴジラ - 『G.LASTS…TRIBUTE TO GODZILLA 50TH』（2004年）
• ディズニー - 『DIVE INTO DISNEY』　（2002年）
• ディズニー - 『MOSH PIT ON DISNEY』　（2004年）
• NANA - 『LOVE for NANA～Only 1 Tribute～』 （2005年）
• DEATH NOTE - 『DEATH NOTE TRIBUTE』『The songs for DEATH NOTE the movie～the Last name TRIBUTE～』　(2006年)

[編集] 作詞家・作曲家を取り上げたトリビュート盤

• 森雪之丞 - 『Words of 雪之丞』 （2006年）