デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン
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デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン(De Zeven Provinciën)とは、「七州連合」を意味し、ネーデルラント連邦共和国に由来するオランダの美称である。
海軍艦艇にたびたびその名が使用されている。
- 1643-1659 全長128フィート、大砲32~48門の戦列艦。第一次英蘭戦争で活躍し、その後デ・ロイテル提督の指揮下でポルトガル及びバルト海で活動した
- 1665-1667 大砲48門の戦列艦。第二次英蘭戦争に投入され、1667年のチャタムの戦いに参加した。同年、St. Jan Baptista.と改名された。
- 1665-1694 全長163フィート、全幅43フィート、吃水16.5フィート、大砲80門の戦列艦。第二次英蘭戦争に投入され、デ・ロイテル提督の指揮下で数度の海戦で活躍した。もっとも著名な艦であり、複製の建造が行われている。
- 1694-1706 全長170フィート、大砲92~94門の戦列艦。スペイン継承戦争に投入された。
- 1782-1794 全長180フィート、大砲74門の戦列艦。特に戦績はない。
- 1908-1943 海防戦艦デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン。後にスマトラと改名。
- 1950-1977 軽巡洋艦デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン。退役後、ペルー海軍巡洋艦アギレとなる。
- 2002- フリゲート デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン