タンゴディスカバリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
タンゴディスカバリーとは、北近畿タンゴ鉄道が運行する特別急行列車で、同列車に運用されるKTR8000形気動車の愛称でもある。この愛称は、日本語で「丹後発見」という意味である。
北近畿ビッグXネットワークを形成する列車の1つである。
目次 |
[編集] 現行の運転系統
運転系統としては、宮津線から西日本旅客鉄道(JR西日本)舞鶴線・山陰本線経由で京都駅に直通運転する系統と、天橋立駅で特急「はしだて」に接続し、宮津線内で完結する系統の2種がある。いずれも、専用のKTR8000形気動車を使用する特急列車に付与されている。
京都直通系統については、2往復が運転されているが、うち1号・2号・4号は、京都~久美浜間の列車と京都~東舞鶴間の列車が西舞鶴駅で分割併合する多層建て列車となっている。また、1号は久美浜から先、城崎温泉駅まで快速列車として延長運転される。3号は京都~東舞鶴間のみの運転で北近畿タンゴ鉄道線内に乗入れない。
綾部駅・西舞鶴駅・豊岡駅で進行方向が変わる。1号はこの3つの駅を全て経由する。
線内完結系統については、天橋立~久美浜・豊岡間に3往復が設定されており、号数は60番台が付与されている。
[編集] 沿革
- 1996年3月16日、新大阪駅~久美浜駅間を福知山線・北近畿タンゴ鉄道宮福線・宮津線経由で運行する列車を運行開始。新大阪駅~福知山駅間はエル特急「北近畿」と連結して運行開始。また、綾部駅~豊岡駅間を京都駅より運行される列車に接続する特別急行列車として運行開始。この列車は、綾部駅~西舞鶴駅間のJR西日本管内は快速列車扱い。
- 1999年10月15日、舞鶴線電化に伴い運転系統を「タンゴエクスプローラー」と振替え、現行のものに変更。
- 2005年6月19日、JR福知山線脱線事故の影響で運休していた福知山線運転再開に伴うダイヤ改正による編成変更。JR線乗り入れ列車は、多客期はJR線内は183系で運転されていたが現在はATS-P型のつけられていない車両での運転。但しKTR線内のみの列車はKTR001形気動車「タンゴエクスプローラー」の編成での運転。
- 2005年夏、KTR8000系1編成が故障のため、京都~西舞鶴間を183系により約20日間代走。
[編集] 停車駅
- 京都駅 - 二条駅 - 亀岡駅 - 園部駅 - 綾部駅 - 西舞鶴駅 -(丹後神崎駅) - (丹後由良駅) - 宮津駅 - 天橋立駅 - 野田川駅 - 丹後大宮駅 - 峰山駅 - 網野駅 - (木津温泉駅) - (丹後神野駅) - 久美浜駅 - 豊岡駅 - 城崎温泉駅
- 括弧書きの駅は、夏季または冬季のみ臨時停車。
- 東舞鶴駅発着編成は西舞鶴駅以降以下の停車駅に停車。
- 西舞鶴駅 - 東舞鶴駅
[編集] 使用車両
カテゴリ: 鉄道関連のスタブ項目 | 日本の列車 | 北近畿タンゴ鉄道