タイトー
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種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区平河町二丁目5番3号 |
設立 | 1953年8月24日 |
業種 | 情報・通信 |
事業内容 | アミューズメント機器・施設の運営などの業務。 アーケードゲーム、コンシューマゲームソフトの企画、開発、販売 ネットワークコンテンツの企画、開発、運営、配信 |
代表者 | 和田 洋一(代表取締役社長) |
資本金 | 4,524,000,000円 |
売上高 | 825億円(平成18年3月) |
従業員数 | 1,132名(平成18年3月31日) |
関係する人物 | ZUNTATA |
外部リンク | www.taito.co.jp/ |
タイトー(TAITO CORPORATION)は、アーケードゲーム機器、家庭用ゲームソフトの開発、製造、販売、アミューズメント施設運営を行う日本のゲームメーカーである。キャッチコピーは「キャッチ・ザ・ハート」(現在はほとんど使われていない)。
(現存する企業としては)セガに次ぐアミューズメント機器メーカーの老舗であり、セガと並ぶ最大手であり、セガと共にビデオゲームを出した日本最古のメーカーでもある。また堅実経営で、過去に出したゲームの復刻や資料保存に長けているという社風を持つ。
目次 |
[編集] 沿革
- 1950年、ミハイル・コーガンが、太東洋行という個人営業の輸入会社を始める。
- 1953年、仕切りなおして太東貿易株式会社を創業。会社の創業年月日はこの太東貿易のものである。「太東」とは「極東の猶太(ユダヤ)人会社」を指すという。ウォッカを日本で初めて販売したことで知られる。
- 1956年、純国産ジュークボックス1号機を開発。
- 1958年、フリッパーピンボールをリースし、ヒット商品とする。
- 1964年、東京オリンピックにあやかって、新顔の「オリンピアゲーム」を市場に導入。これは後に「パチスロ」と呼ばれる娯楽ゲーム機に進化していく原型であった。
- 1965年、遠隔操作のマジックハンドで玩具を吊り上げる「クレーンゲーム」を開発。
- 1973年、現社名に変更。業務用テレビゲーム「ポン」のコピーゲームとして、セガの「ポントロン」とほぼ同時に「エレポン」を発表。これが日本初のビデオゲームとなった。
- 1977年、「ブロックくずし」でテーブル式ゲームマシンを発売し、ゲームセンターだけでなく喫茶店にも販路を拡大した。
- 1978年、「スペースインベーダー」が大ヒットし、社会現象になった。
- 1988年、ロゴデザインを下向き五角形の「TAITO」から、青い上向き三角形の「TAiTO」に変更。
[編集] スクウェア・エニックスとの関係
かつては京セラの傘下にあったが、2005年(平成17年)8月22日に、スクウェア・エニックスが同社を株式公開買い付け(TOB)にて買収すると発表。9月22日までに株式の93.7%を取得し、9月28日付でスクウェア・エニックスの連結子会社となった。2006年(平成18年)3月31日にはスクウェア・エニックス子会社のSQEX(旧ゲームデザイナーズ・スタジオ)と合併し完全子会社になった(SQEXを存続会社とし、合併後タイトーに社名変更)。これに伴い、同年7月1日よりスクウェア・エニックス社長である和田洋一がタイトーの社長を兼務する。東京証券取引所一部上場(証券コード9646)していたが、この買収に伴い上場廃止。
[編集] 主な作品
[編集] あ行
- アクロバット
- アメリカ横断ウルトラクイズ
- アルカノイド
- アルペンスキー
- ウエスタンガン
- エアインフェルノ
- エレベーターアクションシリーズ
- エレポン
- エストポリス伝記
- エレメンタル ジェレイド-纏え、翠風の剣-
- 黄金の城
[編集] か行
[編集] さ行
- サイキックフォース
- スカイデストロイヤー
- スペースインベーダーシリーズ
- スピードレースシリーズ
- ゾイドインフィニティ(タカラトミーと共同開発)
- ソニックブラストマンシリーズ
[編集] た行
- 大爆笑人生劇場シリーズ
- タイトーメモリーズシリーズ
- 1978年~1997年に発売された、タイトーのアーケードゲームを25本ずつ収録した、プレイステーション2ソフト。プレイステーション・ポータブル版もある。
- ダイノキングバトル
- タイムギャル
- たけしの挑戦状(ビートたけしが開発に関わったソフト)
- TATSUJIN(東亜プラン開発)
- ダライアスシリーズ
- チェイスH.Q.
- S.C.I. Special Criminal Investigation (「チェイスH.Q.」の続編的作品)
- クイズH.Q.
- SUPER CHASE (「チェイスH.Q.」の続編。1人称視点。)
- SUPER H.Q.(SFC) (AC版「SUPER H.Q.」のスーファミ移植版?1人称視点だが中身は全く別物。)
- SUPER H.Q.(MD) (「チェイスH.Q.」の続編的作品でMDオリジナル。特徴の違う3車種から選択可能。同名のSFC版とは全くの別物。)
- ちゃっくんぽっぷ
- T.T.シリーズ
- これはゲーム名でなく、インベーダー前後のブランド名の一つ。同じゲームでもボックス筐体に対し、テーブル筐体は"Table Type"の略称であるこの名を、先頭に付けていた。
[編集] な行
[編集] は行
- 大手アーケード会社のマスコットキャラの殆どは、人気ゲームから派生しているが、タイトーはこのゲームに登場するバブルンが該当する。
- ハレーズコメット
- ハーフライフ2 サバイバー(ハーフライフ2のアーケード移植版)
- フェアリーランドストーリー(バブルボブルの原点とも言える作品)
- プチカラット
- フリップル
- プリルラ
- ブロック
- フロントライン
[編集] ま行
[編集] や~わ行
[編集] カラオケ事業
1992年(平成4年)より参入。ゲーム業界ではセガ(の子会社)も運営している。2006年(平成18年)にカラオケ事業を分社し、既に関連製品の共同開発や楽曲の相互提供を行っているエクシングに譲渡し、カラオケ事業から撤退する予定(業務用事業のみ。家庭用は継続)。
[編集] おもな商品
- 業務用
- 家庭用
- X-55- 家庭用通信カラオケ第1号。1995年(平成7年)発売。
- Mediabox(M88) -
- Mediabox Xゼロワン(X-01) -
[編集] 主な提供番組
- クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!(同番組を題材にしたゲームも発売)
- オールナイトニッポン(一時期のみ提供)
- クレヨンしんちゃん(番組初期に提供)
- 金曜ロードショー(1988年10月 から 1993年3月 まで提供)
- ミュージックステーション
- ベストヒットUSA (一時期のみ提供、同名の着メロサイトはタイトーが運営)
- 韋駄天翔
- ローゼンメイデン トロイメント
- 銀盤カレイドスコープ
- 陰からマモル!
[編集] 関連項目
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