ゴジラvsスペースゴジラ
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『ゴジラvsスペースゴジラ』(ゴジラたいスペースゴジラ、または、ゴジラ ブイエス スペースゴジラ)は1994年の日本映画でゴジラシリーズの第21作目。
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概要
キャッチコピーは「破壊神降臨」。本来は前作の『ゴジラvsメカゴジラ』でシリーズが一旦終了するはずであったが、アメリカ版ゴジラの制作が遅れていたために急遽制作された作品である。脚本やセットの出来などで一部のファンからは不評だが、ゴジラ同士の対決は夢のようだとも言われている。新城功二と三枝未希のプチ恋愛劇なども繰り広げられる。
平成ゴジラシリーズにしては珍しく、ゴジラがやや人類の味方寄りに描かれているのが特徴(結晶体に幽閉されたリトルゴジラを助けるために戦っているので必ずしもそういうわけではない)。福岡におけるスペースゴジラとの決戦では、ゴジラとGフォースのロボット、 MOGERA が実質上の共同戦線をとり、平成シリーズ屈指の大激戦を繰り広げた。
登場する怪獣はゴジラ、リトルゴジラ、スペースゴジラ、モスラ(成虫)、フェアリーモスラ、MOGERA。また、回想シーンでバトラとビオランテが登場している。
主要襲撃地点は鹿児島、熊本、別府、福岡。当作品はゴジラ九州初上陸ということでも話題になった。また札幌、山形、神戸などはスペースゴジラの餌食となった。
あらすじ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
南太平洋に浮かぶバース島では、ゴジラ退治に執念を燃やすGフォースのはみだし隊員結城が、成長したベビーゴジラになつかれつつもゴジラを倒すための様々な罠を地道に準備していた。ゴジラにテレパシーで操作する装置をつける作戦のためにやってきた新城と佐藤は、島の中央に奇妙な結晶がいくつも林立しているのを発見する。一方超能力者の三枝は、フェアリーモスラに化身した小美人コスモスから不吉なメッセージを受け取る。Gフォースが対ゴジラ用新兵器「MOGERA」の完成に沸き立っている頃、地球へは巨大な宇宙怪獣が急速に接近していた。
スタッフ
出演
- 新城功二(Gフォース隊員):橋爪淳
- 佐藤清志(Gフォース隊員):米山善吉
- 三枝未希(G研究所サイキックセンター主任):小高恵美
- 権藤千夏(G研究所生物工学教授、『vsビオランテ』において大阪で戦死した権藤一佐の妹):吉川十和子
- 大久保晋(G対策協議会進化生物学博士):斉藤洋介
- 結城晃(Gフォース特殊隊員):柄本明
- 麻生孝昭(Gフォース司令官):中尾彬
- ゴジラ:薩摩剣八郎