Privacy Policy Cookie Policy Terms and Conditions ゲイリー・ムーア - Wikipedia

ゲイリー・ムーア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ゲイリー・ムーアGary Moore, 1952年4月4日 -)はシンガーソングライターギタリスト北アイルランドベルファストに生まれる。父親は地元で有名なプロモーターでクラブの経営などに携わっていた。

小学生の頃ピアノを習い始めるが教師と合わず挫折。10歳の頃にギターを始める。当初はTHE SHADOWSのコピーに明け暮れるが、やがてジェフ・ベックエリック・クラプトン、さらにジミ・ヘンドリックスなどの影響を受け始める。特にピーター・グリーンからは強い衝撃を受けプロギタリストになる決意を固める。

目次

[編集] 略歴

1966年、父親のクラブにてレジデンシー・アクトとして演奏。グループ名はThe Beat Boys。当時14歳。

1968年、交通事故で代わりのメンバーを必要としたベルファストのアマチュア・グループ、ザ・メソッドThe Methodのギタリストになりダブリンへ。数カ所のギグをこなしている間にダブリンのビートニク・シンガー、ブラッシュ・シールズbrush Sheildsに誘われスキッド・ロウへ加入。当時のメンバーはブラッシュ、ノエル・ブリッヂマンNoel Bridgeman、フィル・ライノットPhillip paris lynatt、そしてムーア。

1969年、スキッド・ロウ、アイルランドのソング・ラベルからフィル・ライノットをヴォーカルに据えたシングル"New Places, Old Faces"でレコーディング・デビュー。フィル・ライノットを解雇後、フリートウッド・マックの前座を務めた折にピーター・グリーンに気に入られ、イギリス進出の手助けを受ける。CBSと契約。

1970年、アルバム『SKID』をリリースする。USツアーではフィルモアにも出演、グレイトフル・デッドのオープニング・アクトの他、オールマン・ブラザーズ・バンドとのツアーのサポートを行なう。

1971年夏、34時間でレコーディングされたセカンド・アルバム『34 Hours』リリース。西ドイツへのツアーの後、同年スキッド・ロウを脱退。ロンドンにてザ・ゲイリー・ムーア・バンドThe Gary Moore Bandを結成、1973年5月初のリーダー・アルバム『グライディング・ストーン』をCBSからリリースするがセールスには乏しく自然消滅。

1974年シン・リジィフィル・ライノットに誘われてグループに一時加入。グループのデッカ・ラベルでの最終シングル"Little Darlin/Sitamoia"のレコーディングを残す。在籍中のライブでは既にグループの次作"Night Life"への曲"Still in Love With You","Showdown","It's Only Money"などを演奏している。ちなみに"Night Life"では1曲のみゲストで参加。

同年、コロシアムのジョン・ハイズマン、ドン・エイリー、ジョン・モールらとともにジャズ・ロック・バンドコロシアムⅡを結成し、1976年から1977年にかけて三枚のアルバムを残す。

1978年にシン・リジィに正式加入。グループに在籍のままソロ名義でMCAと契約して初のソロ名義作品『Back on The Streets』の製作に着手/発表する。ピーター・グリーンから譲り受けたギブソン・レスポールによる『パリの散歩道』"Parisienne Walkways"は彼のギター・バラーディアの地位を確立された名曲である。

1979年、シン・リジィ、グループとしての最高傑作アイリッシュ・ミュージックを基調とした『ブラック・ローズ』Black Roseをリリースも8月USツアー途中で脱走、LAにて元ディープ・パープルグレン・ヒューズGlenn Hughesとハング・アウト、Thin Lizzyのサポートをも務めたマーク・ナウシーフMark Nauseefらとともにデモンストレィション・テープの制作にかかる。

同年9月MCAとの契約とは最期になるシングル、Spanish Guitarをリリース。当初収録されるはずのフィル・ライノットのヴォーカルはムーアのものに替えられた。

CBSのディレクター、ドン・アーデン(シャロン・オズボーンの父親)のレーベル、ジェット・レコードと契約。スーパー・ギターリストの名目のもとに新たなグループG-Forceを結成。メンバーはナウシーフの他、アラン・ホールズワースの在籍したトニー・ウィリアムスのニュー・ライフ・タイムのベーシスト、トニー・ニュートンTony Newton、そしてシンガーのウィリー・ディWillie Dee

1980年、UKにてアルバム『G-Force』をリリース。Uk国内にてディヴィッド・カヴァーディルのホワイト・スネークWhite Snakeのサポート・アクトを務める。

アルバムではLA風のサウンドを狙った割にUS国内での配給先が見つからず、この一枚でG-Forceは消滅。レデイング・フェスティヴァル出演をキャンセル。

G-Forceの活動停止によりJETレコードとの間に違約問題が生じ、顧問弁護士をつけて『Corridors Of Power』の発売にこじつけるまでの間活動を制限されること余儀なくされる。

同年11月、新たなるメンバーにてマーキー他でのライヴ・レコーディング、翌1981年、スタジオ作品を制作するも契約は解消できず、マネージメントを結んだ先のタレント、グレッグ・レイクGreg Lakeの二枚のリーダー・アルバム製作に参加。ソング・ライティングの他、プロモーション・ツアーにも同伴する。ツアー・メンバーはレイクとムーアの他、テッド・マッケンナTed Mckkena、トリスタン・マーゲッツ、トミー・アイレTommy Eire

アメリカのFM番組King Biscuit Flower Hours録音時のムーアによるELPの『市民のファンファーレ』やキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの王宮』などの楽曲演奏があまりにも直線的で、プログレッシヴ・ロックという幻想をぶっつぶしているあたり、この時代のムーアの持ち合わせた破天荒さと適当さが世間に迎合せず好感を持てる。

1982年、短期裁判によりアーディンとの契約破棄問題を多額の支払いにて解消。かねてからハード・ロック・マーケットに興味を持っていたサーリチャード・ブランソンSir Richard Bransonのヴァージン・レコードVirgin Recordsと契約を結ぶ。4年越しのレディング・フェスティヴァルに初登場、同年『Corridors Of Power』をリリース。このアルバムは日本のマーケットでは前代未聞のヒットを記録となる。

1983年、1月に初来日公演。即日チケットは完売し、追加日程も組み込まれた。来日メンバーはイアン・ペイス、ニール・マーレィ,ドン・エイリー、ジョン・スローマンであまりにも豪華なメンツで一部ファンの間ではコロシアムIIIともエクスペンシヴ・バンドともよばれていた。プロモーションとしてテレビ朝日の人気音楽番組、『ベストヒットUSA』に出演、シンコー・ミュージックから『100% Gary Moore』なる特集/スコア本が発刊された。

同年には日本公演を収めたライヴ・アルバム『Rockin' Everynight』が日本市場のみで発売。尚、日本のマーケットでの異常なまでの人気ぶりに便乗してJET時代のお蔵入りになっていた作品が日本でのみソニー・レコードが版権を得て『Live at Marquee』、『Dirty Fingers』として相次いでリリースしたため、84年のUS,UK,日本ツアーを録音/編集したLP『We Want MOORE!』の日本発売は見送られた。

1984年、Virginのニューライン10 Recordsから『Victims Of The Future』リリース。2月に来日公演。メンバーはイアン・ペイスとオーディションで獲得、アルバムに参加したソングライターのニール・カーターNeil Carter、クレィグ・グルヴァーCraig Gruber。アメリカ・ツアー前にイアン・ペイスがディープ・パープル再結成のために契約を解除した。ツアーはセッション・ドラマーにより行われたが、これを境に様々なドラマー、エレクトリック・ドラムスやプログラミング・ドラムを導入する傾向になる。そして同年ポップ・ミュージックも手がけるプロデューサー、ピーター・コリンズを起用してリミックス・シングルでリリースした『Empty Room(カーターとの共著)』がUKでヒットする。

12月北アイルランドベルファストのアルスター・ホールにて凱旋コンサート。フィル・ライノットと共演。この演奏の模様はドキュメント・ムーヴィー『エメラルド・アイルス』(VHS)としてリリースされる。

1985年フィル・ライノットとの共作シングルGary Moore/Phil lynott/"OUT IN THE FIELS"をリリース,二人による競演は評判を呼びUk国内でスマッシュ・ヒット。シングル第2弾として再録によるEmpty Rooms / Out of My Systemを発表。 9月にはバラエティに富んだアルバム『Run For Cover』をリリース。ハマースミス・オデオン等数公演でライノットがスペシャル・ゲストで参加。10月に来日公演。 同年日本で配給先の東芝EMI契約の歌手浜田麻里に楽曲提供(LOVE LOVE LOVE)した(レコーディングのギターはゲイリー・ムーアではなく後のB'z松本孝弘が演奏している)。

1986年にも当時アイドルから脱皮をはかろうとしていた本田美奈子(故人)に楽曲提供("the cross ~愛の十字架~")(東芝EMI)した。日本ではムーア自身による原曲『クライイング・イン・ザ・シャドウ/ワンス・イン・ア・ライフタイム』EPでリリースされている。

1987年にはアイリッシュ・ケルトを主題としたアルバム『Wild Frontier』をリリースし、ヨーロッパでヒットを記録する。このアルバムは前年1月に亡くなった盟友フィリップ・ライノットの捧げられた。4月スウェーデンストックホルムにてドキュメント・ヴィデオ『Live At Isstadion』(VHS)を収録。7月に来日公演。来日時にはプロモーションの一環としてフジテレビジョンの音楽番組『夜のヒットスタジオ』に出演した。

1989年、『After The War』をリリース。5月に来日公演。これ以降日本でのライブは行われていない。

1990年、ブルース・アルバム『Still Got The Blues』をリリース。アルバート・キング、アルバート・コリンズ、ジョージ・ハリスンもゲスト参加している。当初は軽い気持ちで企画されたものだったがアメリカで200万枚を超えるヒットを記録。(全世界で300万枚)以後ブルース路線へと切り替える。

1992年、多額の制作費を得て『After Hours』リリース。アルバート・コリンズ、B.B.キングがゲスト参加。同年4月ジョージ・ハリソンのロンドンロイヤル・アルバート・ホール公演のサポート・アクトを担当。US、EUなどでプロモーション・ツアー。この頃から何らかの理由によるツアーのキャンセルが相次ぐ。

1993年6月、After Hoursのツアーを記録した『Blues Alive』を発表。11月ドイツ、ケルンにてジャック・ブルースJack Bruceのバースデイ・コンサートに参加。元クリームのメンバーであるブルース、ジンジャー・ベイカーGinger Bakerと共演。

1994年ジンジャー・ベイカージャック・ブルース、ムーアでBBMを結成(バンド名はメンバーの頭文字から取られた)。『アラウンド・ネクスト・ドリーム~白日夢 - Around The Next Dream』をリリース。ライブを数回行った後ベイカーがグループを離れる。その後レベル42などで活躍したゲイリー・ハズバンドを迎え入れ、トリオの演奏は完璧なものとなる。同年、そのトリオで録音した新曲『ワン・デイ - One Day』を含む初の公認ベスト・アルバム『ベスト・オブ・ゲイリー・ムーア~バラッズ・アンド・ブルーズ~ - Ballads&Blues 1982-1994』をリリース。

1995年、ピーター・グリーンに捧げた『Blues For Greeny』をリリース。ロンドンで記念ライブが行われた。(この様子は1996年に"BLUES FOR GREENY LIVE"(VHS)としてリリース。)

1997年、『Dark Days In Paradise』リリース。ドラムンベースなどを導入しテクノ音楽との融合を試みるスタイルがファンの間で物議をかもした。本作から次作にかけて自己のギターとモダーン・ミュージック(ダンス・ミュージック)の融合を計るアプローチや、デジタル録音機材の使用などが際立ち、ブルース・ギターリスト=古典派のイメージを払拭する。virgin Recordsとの契約を終結。

1999年、UKキャッスル・コミュニケーション傘下のRaw Powerと契約。『A Different Beat』リリース。ファットボーイ・スリム(ノーマン・クック)にインスパイアされたビッグ・ビートを導入。ヘンドリックスのカバー、"Fire"に挑む。

2001年3月、『Back To The Blues』リリース。

2002年9月、『SCARS』リリース。SCARSとしてトリオ編成のバンド結成。メンバーはセッション・ドラマーのダーレン・ムーニーDarren Mooneyと元スカンク・アナンシーSkunk Anansieのベーシスト、キャス・ルイスCass (Richard Lewis)。10月、ZZトップのサポート・アクトとしてEUでのツアー。メイン・ギターはサーモン・カラーのフェンダー・ストラトキャスターを使用。

2003年5月、モンスターズ・オブ・ロックUKツアー2003に参加。(メインアクトはWHITESNAKE)。この時のライブとして『Live at the Monsters Of Rock』をCDとDVDでリリース。怪我により後半ツアーをキャンセル。7月頃、SCARS活動停止。

2004年、再びリーダー名義によるソロ作品『Power Of Blues』リリース。

2005年、1990年7月に行われたMONTREUX JAZZ FESTIVALのライブを収録したDVD『Live At Montrenx 1990』リリース。ボーナス映像として1997年のライブ映像(Out In The Fields、Over The Hills&Far Away、Parisienne Walkways)を収録。8月20日、フィル・ライノットの故郷ダブリンにフィルの銅像が立てられることを記念して行われたライブに元THIN LIZZYのメンバーと共に参加。

2006年4月、B.B.KingのファイナルUK・ツアーをサポート。同月新作『Old New Ballads Blues』をリリース、数年ぶりのプロモーション・コンサート・ツアーに挑んでいる。  同年8月12日に行われてた慈善コンサート『Vibes from the Vines』ではMo FosterとGary Husbandらとともに演奏、自己のWEBでのセット・リストにはMo Foster作曲による約20年ぶりの"So Far away"が含まれている。

[編集] 演奏スタイル

演奏スタイルはブルースを母体としているものの、COLOSSEUMⅡ時代に培われたジャズフュージョン・クラシカルのフィーリングも加わり、驚異の速さ、正確さを兼ね備えている。影響を受けたギタリスト達のスタイルをそのまま再現できる腕前から“巧すぎるギタリスト”、またマシンガンのようなピッキングによる速弾きから“ギタークレイジー”と形容されていたが、彼のスタイルが遺憾なく発揮されるのはバラードにおける泣きのギターであろう。90年代に入りブルースに移行してからは、ハード・ロック時代のような速弾きは随分と抑えるようになったが、癖のようにしてマシンガン・ピッキングが出てしまうこともある。ギターを泣かせることにおいて未だに最高峰の一人に上げられ、ジャーナリスト伊藤政則氏からは“人間国宝”と形容されている。

影響を受けたギタリストはジェフ・ベック、ピーター・グリーン、エリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス、パット・スロールなど。ブルース時期以降〜はオーティス・ラッシュの楽曲へのアプローチが顕著に見受けられる。

[編集] Discography

  • 1969年 DUBLIN GAS COMY. COOKER&METER FACTORY/SKID ROW(83年発売)
  • 1970年 SKID/SKID ROW
  • 1971年 34 HOURS/SKID ROW
  • 1971年 GARY MOORE BRUSH SHIELS NOEL BRIDGEMAN/SKID ROW(90年発売)
  • 1971年 LIVE AND ON SONG(1969 & 1971 LIVE)/SKID ROW(06年発売)
  • 1973年 GRINDING STONE/GARY MOORE BAND
  • 1974年 NIGHT LIFE/THIN LIZZY
  • 1976年 STRANGE NEW FLESH/COLOSSEUMⅡ
  • 1977年 ELECTRIC SAVEGE/COLOSSEUMⅡ
  • 1977年 WAR DANCE/COLOSSEUMⅡ
  • 1978年 BACK ON THE STREETS/GARY MOORE
  • 1979年 BLACK ROSE/THIN LIZZY
  • 1980年 G-FORCE/G-FORCE
  • 1981年 GREG LAKE/GREG LAKE
  • 1982年 CORRIDORS OF POWER/GARY MOORE
  • 1983年 DIRTY FINGERS/GARY MOORE
  • 1983年 MANOEUVRS/GREG LAKE
  • 1984年 VICTIMS OF THE FUTURE/GARY MOORE
  • 1985年 RUN FOR COVER/GARY MOORE
  • 1987年 WILD FRONTIER/GARY MOORE
  • 1989年 AFTER THE WAR/GARY MOORE
  • 1990年 STIL GOT THE BLUES/GARY MOORE
  • 1992年 AFTER HOURS/GARY MOORE
  • 1994年 AROUND NEXT DREAM/BBM
  • 1995年 BLUES FOR GREENY/GARY MOORE
  • 1997年 DARK DAYS IN PARADISE/GARY MOORE
  • 1999年 A DIFFERENT BEAT/GARY MOORE
  • 2001年 BACK TO THE BLUES/GARY MOORE
  • 2002年 SCARS/SCARS
  • 2004年 POWER TO THE BLUES/GARY MOORE
  • 2006年 OLD NEW BALLADS BLUES/GARY MOORE

LIVE ALBUM

  • 1983年 LIVE AT THE MARQUEE/GARY MOORE
  • 1983年 ROCKIN’ EVERY NIGHT LIVE IN JAPAN/GARY MOORE
  • 1984年 WE WANT MOORE!/GARY MOORE
  • 1993年 BLUES ALIVE/GARY MOORE
  • 1995年 IN CONSERT/GREG LAKE
  • 2003年 LIVE AT MONSTERS OF ROCK/GARY MOORE

BEST ALBUM

  • 1981年 MORE CRAZY/GARY MOORE
  • 1982年 GUITAR CRAZY/GARY MOORE
  • 1992年 SPANISH GUITAR-BEST/GARY MOORE
  • 1994年 BALLADS&BLUES 1982-1994/GARY MOORE
  • 1998年 OUT IN THE FIELDS THE VERY BSET OF/GARY MOORE
  • 1999年 BLOOD OF EMERALDS THE VERY BEST OF PART2/GARY MOORE
  • 1998年 COLLECTION/GARY MOORE
  • 1998年 BSET/GARY MOORE
  • 1998年 THE GREATEST/GARY MOORE
  • 2002年 THE BEST OF THE BLUES/GARY MOORE
  • 2003年 THE ESSENTIAL GARY MOORE/GARY MOORE
  • 2003年 PARISIENNE WALKWAY-THE BLUES COLLECTION/GARY MOORE
  • 2003年 BLUES COLLECTION/ROCK COLLECTION/GARY MOORE
  • 2006年 THE PLATINUM COLLECTION(3CD)/GARY MOORE

VIDEO&DVD

  • 1984年 THE BOYS ARE BACK IN TOWN/THIN LIZZY
  • 1985年 EMERALD AISLES・LIVE IN IRELAND/GARY MOORE
  • 1987年 WILD FRONTIER TOUR・LIVE AT ISSTADION STOCKHOLM/GARY MOORE
  • 1990年 AN EVENING OF THE BLUES/GARY MOORE
  • 1991年 THE VERY BEST OF THIN LIZZY DEDICATION/THIN LIZZY
  • 1993年 LIVE BLUES/GARY MOORE
  • 1994年 BALLADS&BLUES 1982-1994/GARY MOORE
  • 1996年 BLUES FOR GREENY LIVE/GARY MOORE
  • 2004年 LIVE AT MONSTERS OF ROCK/GARY MOORE
  • 2005年 LIVE AT MONTREUX 1990/GARY MOORE&THE MIDNIGHT BLUES
  • 2006年 One Night In Dublin - A Tribute To Phil Lynott

[編集] 来日公演

  • 1983年
  • 1984年
  • 1985年
  • 1987年
  • 1989年

[編集] 使用機材

Fender Stratocaster(60-61年製・シリアルNo50,000番台)

「We want Moore!」の頃にメインで使用されていたサーモンピンクのストラトキャスター。グレッグ・レイクのバンドにいた時にグレッグの為に購入したが、グレッグ本人が傷がついていると気に入らなかった為ゲイリーのものになった。ゲイリー本人はこのギターを買った時から気に入ってしまい内心グレッグが買わないと言ってほっとしたようだ。

Gibson Les Paul Standard(59年製・シリアルNo9-2***)

元フリートウッド・マックのギタリストであるピーター・グリーンから譲り受けたもの。(ピーターから数日間貸し出された後で「買わないか?」と持ちかけられたが、、ゲイリーが「欲しいけど金がない」と言うと、ピーターは「君のメインギターと交換しよう」と申し出たとか。Gibson SGを売って捻出した160ポンドで購入したらしい。)パリの散歩道での演奏が有名。BLUES FOR GREENYはこのレスポールで録音されている。また90年代にネックを破損した(リペア済み)とされる。

2006年3月、Maverick Musicに売却された模様。

Gibson Les Paul Standard(59年製)

上記のレスポールのスペアとして89年に手に入れたもの。上記のレスポールとはシリアルが19番しか違わず運命的なものを感じたとか。STIL GOT THE BLUESの録音でメインに使用され、“スティル・ゴット・ザ・ブルース・レスポール”と呼び本人はかなり気に入っているとのこと。90年代以降メインで使われている。

HeritageとGibsonからそれぞれシグネイチャーモデルが発売されている。ヘリテージのシグネイチャー・モデルは80年代後半にはツアーで使用しており、フロントにPJマークス、リアにはEMG85が搭載されていた。

ジャクソン(ソロイスト等)

1989年の「After the War Tour」の時期に使用。全てディンキー・ストラト・ボディで、ボディ色は白。黒いフロイド・ローズ・ユニットが搭載されていた。ピックアップのレイアウトはSSHとHの二種類。リア位置に搭載されていたのはEMGの85。「The Loner」のプロモーション・ビデオにも登場している。

他にシャーベル、ヘイマー、ポールリードスミス、アイバニーズなどのギターを使用していた時期もあった。「After Hours」ではノーマルのフェンダー・テレキャスターも使用。最近はギブソンのエクスプローラー、自分のシグネイチャーモデルを使用することが多い。

アンプはライブではマーシャルを愛用。

エフェクツは年代ごとに変えてしまっているが、アイバニーズのTS10はずっと愛用している。ローランドのテープディレイも長年愛用していた。

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