クレディセゾン
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン6052F |
設立 | 1951年5月1日 |
業種 | その他金融業 |
代表者 | 林野宏 (代表取締役社長) 前川輝之 (代表取締役副社長) 高橋篤成 (代表取締役専務取締役) |
資本金 | 744億58百万円 |
主要株主 | ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー(9.22%) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(8.62%) 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)(6.67%) 株式会社西武百貨店(6.42%) 株式会社みずほコーポレート銀行(2.59%) ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー505103(2.43%) |
外部リンク | www.saisoncard.co.jp |
株式会社クレディセゾン(Credit Saison Co.,Ltd.) は、日本のクレジットカード会社である。月賦百貨店であった緑屋が嘗てのセゾングループ(後に解体)に入り、業態を転換し現在に至っている。
以下便宜上、株式会社クレディセゾンを「セゾン」と略記する箇所が有る。
目次 |
[編集] 概要
SAISONとUCの2つの種類のクレジットカードを発行している。
既に飽和状態にあるとされる日本のクレジットカード業界において、年々会員数を増加させ、また高い収益を達成していると言われ、クレジットカードの取扱高ではトップクラスである。
(※取扱高としては2004年度末でJCBグループ・VJAグループに次いで第3位であるが、先の2グループはグループ全体の取扱高であるほか、【取扱高】の定義がキャッシング債権を含めた金額か否やなど区々な為、単純比較は難しいとされる。)
[編集] クレジットカードについて
[編集] UCカード統合に伴うカードの相違点
UCは旧来ユーシーカード株式会社として事業を行ってきたが、親会社のみずほフィナンシャルグループとクレディセゾン間の提携(後項参照のこと)に基づき、旧ユーシーカード社(2002年合併以前の第一勧銀カード・富士銀クレジット・興銀カードサービスの旧3社も含む)が発行していたUCカードに関する会員募集・発行・問い合わせ・与信管理などの業務を2005年10月から段階的にクレディセゾンに移管し、2006年1月1日に事業を完全統合した。
- これによって、旧ユーシーカード社から発行されたUCカードは、今後カードの更新時などにカード裏面の発行会社名が従来のユーシーカード株式会社から、株式会社クレディセゾンに変更となる他、旧ユーシーカードでは未加盟であった個人信用情報機関 テラネットに信用情報が登録・参照されることとなる。
- 従来のUCカードと、ビューカードなど業務提携会社のプロセシング業務と、りそなカード、ろうきんカードサービス等のUCカード発行グループ会社(UCカードグループ)の統括事業などは2005年10月1日に新たにUCカード株式会社として分割設立し事業を行っている。
- (そのためUCカードグループ各社が発行するUCカードはそのまま従来通りである。)
- 先に合併した、UFJニコス株式会社のUFJカードとNICOSカードのように、発行会社は同じでもカードの事業は独立しており、カードのサービスもそれぞれ統合前の従来と全く同じである。(UCカード 統合に関するQ&A)
-
- そのため稀で有るが、国際ブランド(VISA・MasterCard)非提携のUC・セゾンどちらか一方の国内加盟店や、日本国内のキャッシング提携先(一部の金融機関・信販・消費者金融のCD等)で、手持ちのセゾンカードまたはUCカードを相互に利用することは出来ない。
- (ショッピング利用の一例としては、セゾンカードのみ利用可能な箇所(主にセゾンが代理店を行う保険料支払等)でUCカードを利用したり、UCカードのみ利用可能な箇所(UCカードビジネス社が運営するプリペイドカード自動販売機等、ただし、現在は販売機は全廃されネット販売のみ。同時に、従来、オリコ・ビューカードのVISA・MasterCardで対応していたのが不可能になった)でセゾンカードを利用することは不可である。)
- また、2006年1月時点では、セゾンカードとUCカードのサービスを統合するなどの動きも見られていない。
[編集] 《セゾン》カード
《セゾン》カードは、基本的に年会費永久無料・《セゾン》永久不滅ポイント(独自ポイント制度の提携カードは対象外)などを売りにしており、国際ブランドとして、VISAカード、MasterCard、JCBに加え、1997年よりアメリカン・エキスプレスブランドのカードも発行している。
- 10年以上前から大半のカードの年会費が無料なのは、全体のカード稼働率(約2年に一回以上会員がカードを利用しているか)を上げる為に利便性の一つとして行っているもので、(カード発行に数千円のコストがかかっており利用してもらわなければ困るとして)、全てのセゾンカードで西友グループ店舗での特定日利用5%優待なども手伝って、クレジットカード発行枚数等のトップはジェーシービーグループであるが、カード利用稼働率トップはクレディセゾンとなっている。
- なお、年会費が無料であるもう一つの理由は、他社と違って、カード盗難保険に契約せずにコストを抑えてる点もある。(年会費が有料の≪セゾン≫カードの場合は、ショッピングガードやカード盗難保険などの契約を損害保険会社にしているものも有る。)
- そのため万一カードが不正使用された場合、セゾン自社の損害(損失)となる為、慎重な調査が行われるという。ちなみに一時期は損害保険会社と契約しているカード会社の場合は、不正使用されたとき損害保険会社から補填されるため迅速な対応されていたが、不正使用が多発している今は損害保険会社も慎重な調査を行っているため、セゾンとたいして対応は変わらない。
- カードの会員比率が比較的女性が多いのも特徴である。
- ポイント特典は負債に相当するため、永久不滅ポイントの採用は業界では画期的であった。
[編集] 《セゾン》アメリカン・エキスプレスカード
1997年にアメリカン・エキスプレスとの提携によって発行が開始されたカードであり、年会費が3150円掛かる代わりに、高額保障の旅行傷害保険(海外は自動付帯、国内は費用をカードで決済した場合に適用の利用付帯)・ショッピングプロテクション・国内外一流ホテル優待サービス(アメリカン・エキスプレスSELECT)など、ゴールドカード並みのサービスが付帯されてるため、海外旅行へよく行く若年層を中心に人気のあるカードである。
(セゾン提携カードでAMEXブランドのものでも、≪セゾン≫アメリカン・エキスプレスカードと同等の機能である。)
ちなみに「ゴールドカード≪セゾン≫」とはサービスが異なる他、2005年9月より年会費が2万円でさらにグレードの高いサービスが得られる「≪セゾン≫プラチナ・アメリカン・エキスプレス カード」の募集が開始された。
尚、カードの発行や与信や請求はセゾンが行うもので、日本のアメリカンエキスプレスインターナショナルから発行されるAMEXカードとは別物であり、機能やサービス面で異なる点が多々ある点に留意したい。
[編集] セゾン提携カード
提携先は幅広く、西武百貨店提携の「CLUB ONカード≪セゾン≫」や、パルコ提携の「PARCOカード」(旧・PECカード)など旧セゾングループ企業はもちろん、「そごうミレニアムカード≪セゾン≫」や「WOWOWカード≪セゾン≫」、日本郵政公社と提携した郵貯ジョイントカード(キャッシュカード一体型)「郵貯カード≪セゾン≫」や、名鉄百貨店提携の「Meiカード≪セゾン≫」、東京ガスエネルギー提携の「CLOVIA CARD≪セゾン≫」など、提携元企業の業種やメインバンクなどにとらわれない多彩な提携が特徴である。
特殊なカードとしては、郵便貯金の通常貯金残高のうち、利用前に予め手続したカード利用のための留保分からすぐに引き落とされるチェックカードを、「郵貯チェックカード《セゾン》」として発行している。
[編集] セゾンカウンター
西友グループ・ミレニアムリテイリング(そごう・西武)、ロフト、パルコなど、セゾンと深く提携している店舗の一部では、セゾンカウンターというセゾンカードの対面窓口が設けられている。
- (殆どが郵便局窓口の様なオープンカウンターで、係員が10数名いる百貨店内の大規模なものから、西友などに設置されている係員が2~3名常駐の小規模なものまで全国に150箇所以上有る。)
このカウンターではカード入会・メンバーズローン(証書貸付)の申込、カード利用額の預貯金口座からの引落前や引落失敗等の入金手続き、カード利用相談、各保険会社の代理店として各種保険の申込などの受付業務を行っている。
一般的にクレジット会社は都市部の支店まで足を運ぶか、電話で利用相談をするのが普通であるが、セゾンは対面でも幅広いサービスを提供出来るのが特徴である。
なお、入金に関してはイレギュラーの場合を除いて、セゾンカウンターが有る店舗に設置のATMや銀行振込で行う事も可能。
なお、UCカードに関してはセゾンカウンターでの対応およびセゾンATMでの入金が出来ない。
[編集] 主なセゾンカード
[編集] プロパーカード
- ≪セゾン≫カード インターナショナル
-
- ゴールドカード≪セゾン≫
- ≪セゾン≫アメリカン・エキスプレスカード
- ≪セゾン≫four beat (リボルビング払い専用カード)
[編集] 主要提携カード
提携カード項も参照の事。
- ☆印はUC提携カードも発行しているが、クレジットの機能・サービスが異なるカード。
- ★印は☆印の事項に加えて、提携サービスの内容が異なるカード。
- そごうミレニアムカード《SAISON》・(同)ゴールド・プラチナ(外商カード)
- クラブオンカード《SAISON》・(同)ゴールド・プラチナ(外商カード)
- ユナイテッド航空・マイレージ・プラス《セゾン》カード/マイレージ・プラス《セゾン》ゴールドカード★
(UAカード/UAゴールドカードから名称変更)
- LIVINカード《SAISON》
- 郵貯カード《SAISON》
- みずほマイレージクラブカード☆(≪セゾン≫VISA/JCB/AMEX)…いずれもICキャッシュカード一体型
- ライオンズファンクラブ《SAISON》カード
- JAFカード★ JAFの継続年会費4000円を、400セゾン永久不滅ポイント(通常40万円ショッピング利用分÷0.5%還元=2000円相当)で支払う事が出来るのが特徴。
[編集] UCカード
現存するユーシーカード社(プロセシング事業等を主な業務とする企業)と、UCカードグループおよび、合併前の旧ユーシーカード社についてはユーシーカードを参照のこと。
[編集] 主要カード一覧
従来ユーシーカード株式会社が発行し、現在も発行しているクレジットカードの一覧である。
[編集] プロパーカード
- UCカード(一般) 旅行保険等が付帯されていない、ごく普通のクレジットカード。
-
- セレクト 一般カードに旅行保険・ショッピング補償(動産総合)保険が付帯されたもの。年会費は一般カードに525円増の1837円。(学生は在学中無料。従来発行していたUCカラット(学生専用カード)を統合)
- UCゴールド・UCヤングゴールド
- FreeBO!(フリーボ!) リボルビング払い専用カード。同類の「≪セゾン≫four beat」とは商品性が大きく異なる。
- トランスルーセントマスターカード(セレクト) カードが半透明素材で出来ており、3種類のデザインから選べる。機能などはUCセレクトと同等。
- ハローキティーカード(セレクト) ハローキティーが券面にデザインされたカード。トランスルーセント(半透明)デザインもある。 機能などはUCセレクトと同等。みずほマイレージクラブUCカード(提携カード)にもハローキティーが描かれた券面がある。
- DAIBA Seaside-PASS お台場の観光名所(レインボーブリッジとパレットタウンの大観覧車・自由の女神像)をコラージュした券面が特徴のカードで、異なったデザインのUCカードとEdyカードがそれぞれ発行される。カード提示で臨海副都心地区の商業施設などで優待が受けられる所がある他、携帯電話料金の支払指定をすることで、次年度以降も年会費が無料となる。
[編集] 主な提携カード
提携カード項も参照の事。
- JAF・UCカード 昭和シェル石油の給油代を決済すると、請求時に常時2%割引となる。JAF会員であることが入会条件。
- JAF・UCゴールドカード JAFカードとUCゴールド(プロパー)の機能が備わっていながら、年会費が実質6500円(JAF年会費を差引いた金額)と格安なカード。また、JAFロードサービス利用が前年度に無ければ、にこにこポイントが100ポイントプレゼントされる。
- ビックカードインターナショナル ビックポイントカード機能が付帯され、このカードでショッピング利用すると、利用額の1%または原則9%以上(ビックカメラ利用時)相当額がビックポイントで還元される。
- 京急カードUC
- ユナイテッド航空・MileagePlus UCカード
- WWFカード ショッピング利用額の0.5%が会員の負担無くWWFの日本法人に寄付される社会貢献カード。カードの種類によって、ゴールドはライオン、セレクトはシマウマ、一般はペンギンのイラストが描かれている。
- みずほマイレージクラブカード ICキャッシュカード一体型。UCブランドでは MasterCard のみで、≪セゾン≫提携でVISA・JCB・AMEXブランドもある。
- DoCoMo(UC)Card(→DoCoMoカード) UCカードグループ各社からも発行。
- 東京瓦斯・+HAPPY UCカード 東京ガスのガス料金支払をこのカードに指定すると、にこにこプレゼントが通常ショッピング利用の2~3倍相当で加算される。Edy機能もクレジット一体型で付帯している。
- 東京ガスエネルギー CLOVIA CARD《セゾン》 東京ガスエネルギーのLPガス料金の支払いをこのカードに指定すると、《セゾン》永久不滅ポイントが通常ショッピング利用の2倍相当で加算される。入会時に《セゾン》永久不滅ポイントが100ポイント付帯する。
[編集] UCにこにこプレゼント
[編集] UCサービスセンター
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[編集] みずほフィナンシャルグループとの提携
2004年にみずほフィナンシャルグループのUCカード(取扱高業界5位)と戦略的な事業統合を行うことが決定し、文頭の通り2006年1月に事業が統合された。統合により2社のグループは取扱高は業界第1位となると予測されている(2004年当時)。
また、みずほ銀行などみずほフィナンシャルグループとの個人向け金融分野での連携が行われる予定であり、 第一弾として2005年に「みずほマイレージクラブ≪セゾン≫」を発行した。
[編集] 主なサービス
[編集] 空港ラウンジサービス
空港ラウンジを無料で利用する事が出来るサービスである。次表に示したクレジットカードで利用する事が出来る。
カードの名称・種類 | 年会費 | 利用可能空港 | 外部 リンク |
備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本 | ハワイ | 韓国 | |||||
《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 21000円 | ○ | ○ | × | [1] | ※1 | |
マイレージ・プラス《セゾン》ゴールドカード | 15750円 | ○ | ○ | × | [2] | ||
プリンスカード ゴールド | 15750円 | ○ | ○ | × | [3] | ||
MONEYKit《セゾン》アメリカン・エキスプレス・カード | 10500円 | ○ | ○ | × | [4] | ||
UCカード | ゴールド | 10500円 | ○ | ○ | ○ | [5] | ※2 |
ヤングゴールド | 3150円 | ○ | ○ | ○ | [6] |
- 年会費は税込。
- 日本は、新千歳空港、青森空港、仙台空港、秋田空港、成田国際空港、東京国際空港、新潟空港、中部国際空港、大阪国際空港、関西国際空港、広島空港、高松空港、松山空港、福岡空港、熊本空港、鹿児島空港及び那覇空港の空港ラウンジを利用する事が出来る。
- 布哇は、ホノルル国際空港の空港ラウンジを利用する事が出来る。
- 韓国は、仁川国際空港の空港ラウンジを利用する事が出来る。
- ※1 《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、プライオリティ・パスに無料で登録する事が出来る。
- ※2 提携カードを含む。
[編集] SAISON DESK HAWAII (セゾンデスクハワイ)
ハワイに所在するデスクであり、《セゾン》カードの会員が利用する事が出来る。UCカードの会員(UCカードグループが発行するUCカードの会員を含む)は、「UCデスクハワイ supported by セゾンデスクハワイ」として利用する事が出来る。
また、他社では株式会社UCSが発行するクレジットカードの会員が「UCSデスクハワイ supported by セゾンデスクハワイ」として利用する事が出来る。
[編集] 加盟店
クレディセゾンが発行するクレジットカードで利用する事が出来る加盟店を表にすると次の通りである。
種類 | 国際ブランド | 加盟店の種類 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
国内 | 国内外 | ||||||
SAISON | UC | VISA | MasterCard | JCB | AMERICAN EXPRESS | ||
SAISON | VISA | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
MasterCard | ○ | ○ | × | ○ | × | × | |
JCB | ○ | × | × | × | ○ | △ | |
AMERICAN EXPRESS | ○ | × | × | × | △ | ○ | |
UC | MasterCard | ○ | ○ | × | ○ | × | × |
VISA | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
- △ … JCBと AMERICAN EXPRESS の提携により利用する事が出来る(一部を除く)
[編集] 代表的な加盟店
ここでは、SAISONの加盟店の内、クレディセゾンのウェブサイトに掲げられている代表的な4つを挙げる。
[編集] 同業他社に出資・提携
[編集] 株式会社ローソン・シーエス・カード
ダイエーから三菱商事に親会社が移ったコンビニエンスストアのローソンで、2002年に三菱商事・ローソン・セゾンの出資で新規にクレジットカード会社(ローソンCSカード)を設立し、ローソンのポイント機能付きハウスカード「ローソンパス」の発行を開始した。(高校生・18歳未満はポイントカード機能だけの「Junior」を発行)
- 発行(審査)・会員からの問い合わせ・クレジットカードの請求関連の事業(バックオフィス事業)をすべてクレディセゾンへアウトソーシングする形態を採っており、「ローソンCSカード」と会社としては独立しているが、事業の殆どをクレディセゾンが行う初の形態である。
- 2004年になり、VISAブランドが附いた、「ローソンパスVISA」の発行も開始した。このVISAブランドのライセンスはセゾンからの加盟店開放によるもので、≪セゾン≫カード加盟店でのショッピング利用も出来る。
- 同年にはローソンと日本郵政公社が業務提携した関係で、その外郭団体との提携カード(ローソンパスVISA)も発行している。
[編集] 出光クレジット株式会社
2003年秋に出光興産と提携発表を行い、同社のカード事業会社「出光クレジット」にセゾンが資本参加を行い、両社の合弁会社となった。2004年度よりセゾン提携の新カード「出光カード まいどプラス」で、ローソンCSカードと同じくバックオフィス事業をすべてクレディセゾンへアウトソーシングする形態を採った。
- さらに、それまでジェーシービーなど銀行系カード会社4社との提携で発行していた「出光カード」の事業も段階的にセゾンへアウトソーシングする事となった。(手順としては、提携会社(銀行系カード各社)利用分を含めた収納代行事業をセゾンへ移し、その後、提携会社をセゾンにした新「出光カード」の発行となった。)
- この「出光カード」と「まいどプラス」では特典(キャッシュバック制度)が異なるため、現在も両方発行を行っている。
[編集] りそなカード株式会社
高島屋クレジットの件と同時期に、セゾンがりそなホールディングスと傘下のりそなカードと提携(りそなカードには出資)し、セゾンにバックオフィス事業をアウトソーシングした上で「ResonaCard +S(りそなカード≪セゾン≫)」の発行を開始した。
- これは銀行系カード会社発行(実質的にはアウトソーシングによってセゾンが発行)で初の流通系カードのサービスを盛り込んだカードである。
- なお、いわゆる「りそなショック」後に、林野宏クレディセゾン社長がりそなホールディングスの社外取締役に就任している。
[編集] 高島屋クレジット株式会社
2004年に高島屋のカード事業会社「高島屋クレジット」にも出光と同じく親会社と提携した上で、出資(実際には高島屋側もクレディセゾン株を保有するという株式の持ち合い)を行い、従来からの(赤いバラの)「タカシマヤカード」とは別に、同年秋より(白いバラの)「タカシマヤカード≪セゾン≫」の発行を開始した。
- この提携によって、「タカシマヤ セゾンカウンター」が高島屋の一部の店舗に設置されている。
[編集] 沿革
- 1951年 (株)緑屋設立
- 1980年 (株)西武クレジットに社名変更
- 1983年 ≪セゾン≫カード発行
- 1988年 VISA・MasterCardとの提携によりインターナショナルカード発行
- 1989年 現社名に変更
- 1995年 JCBと提携
- 1997年 アメリカン・エキスプレスと提携
- 2004年 UCカードとの全面的な事業統合を発表
- 2005年10月 UCカード(カード事業会社)の事業を段階的に統合。
- 2006年1月 UCカード(カード事業会社)と合併。
[編集] グループ会社
[編集] 連結子会社
2006年3月31日現在で11社である。但し、株式会社セゾンダイレクトマーケティングは同年7月26日の株主総会で解散を決議している。同社を除いた主なものは次の通り。
- 株式会社セゾンファンデックス
- 株式会社アトリウム (ジャスダック証券取引所)
- ジェーピーエヌ債権回収株式会社 (大阪証券取引所ヘラクレス)
- 株式会社ヴィーヴル - コンサートホール
[編集] 持分法適用関連会社
2006年3月31日現在で次の6社である。
[編集] CMキャラクター
[編集] 関連項目
- サッカー日本代表(オフィシャルスポンサー)
- iD
- QUICPay
- モバイル決済推進協議会
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本のクレジットカード事業者 | UCカード | 東京都の企業 | 東証一部上場企業