カロリン諸島
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カロリン諸島（Caroline Islands）とは西太平洋、ミクロネシア南部にある諸島のこと。主島はパラオ・ヤップ・チューク（トラック）・ポンペイ（ポナペ）・コスラエ（クサイエ）の各島。その他、ウルシー環礁や戦前に日本人画家の土方久功が7年間を過ごしたサタワル島なども有名である。特にサタワル島系の航法師は、1970年代に始まるミクロネシア・ポリネシア諸地域の航海カヌー文化復興運動において中心的な役割を果たし、1975年にはルイス・レッパンルックがチェチェメニ号によってサタワル島から沖縄海洋博公園までの航海を成功させた他、ピウス・ピアイルックはハワイ先住民にミクロネシアの航法術を伝え、ハワイでは「パパ・マウ」と呼ばれている。
[編集] 歴史
ヨーロッパ人で最初にカロリン諸島を探検したのはポルトガル人Diego da Rochaであり、1527年のことである。彼はこの諸島をSequeira Islandsと命名した。しかし、初期のスペイン人航海者達はニューフィリピンズNew Phillippines)と呼んでいた。1686年、Admiral Francisco Lazeanoがカルロス2世(Charles II)にちなみCarolinesと命名した。
その後スペイン領となり、米西戦争後の1899年、スペインは25,000,000ペセタでこの諸島をドイツに売却した。1914年、日本が占領し、1920年に日本の委任統治領となった。第二次世界大戦後アメリカの信託統治領となり、1986年に独立した。
[編集] 関連項目
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