インスタント食品
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インスタント食品(インスタントしょくひん)とは、簡単な調理方法で食べられるように加工された食品。即席食品とも言う。
インスタント食品に求められる性質として、即時性、簡易性、保存性が上げられる。即時性については調理開始から概ね5分以内で食べられるようになり、簡易性については、加熱するだけのもの、熱湯を注ぐだけのものなどがある。保存性については、インスタント食品が用いられる状況として災害時の応急食などが上げられるためである。
保存性の向上のため、含水率を低くしたもの、密封性を高めたもの、冷凍したものなどがある。食品加工の技術の向上による保存方法の手法が増加にともない、インスタント食品の種類も増加傾向にある。
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[編集] インスタント食品が使われる場面
日常においてもインスタント食品は使われているが、インスタント食品が多く使われている場面として次のようなものが上げられる。
- 戦場
- 登山
- 災害地域
なお、災害地域では早期において炊き出しなどが行われる場合が多く、インスタント食品が活用される場面は余り多くないとの指摘もある。
[編集] インスタント食品の種類
[編集] 麺類
[編集] レトルト食品
[編集] 缶詰
[編集] 粉末食品
- 甘酒
- インスタントコーヒー
- お茶漬け
- ココア
- おしるこ
- スープ
- ゼリー
- 茶(顆粒状)-レモンティー、緑茶、梅茶、昆布茶
- 椀物-味噌汁、お吸い物
- ミルメーク
- ジュース-オレンジジュース、メロンソーダ
- カネボウフーズ-渡辺のジュースの素で著名な渡辺食品の吸収先企業。粉末ジュースの最大手。