アンデウソン・シウバ
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アンデウソン・シウバ(Anderson Silva 4/14/1975 ブラジル・サンパウロ出身) 総合格闘家。第五代修斗ミドル級王者。現CageRageミドル級王者。現UFCミドル級王者。ムエタイドリームチーム所属。
元シュートボクセ・アカデミー所属の選手であり、彼らが主催した5/27/2000 Meca World Vale Tudo第一回大会のルイス・アゼレード戦で総合格闘家デビュー。日本初来日は3/2/2001プロ修斗での加藤鉄史戦。次の来日となる8/26/2001プロ修斗で無敗のミドル級王者桜井速人に挑戦、タイトル奪取に成功している。しかしその後は舞台をPRIDEに移し修斗に参戦しなくなったため、ミドル級王座は防衛期限切れとなり剥奪された。
PRIDEでは持ち前の長く鋭い打撃を駆使し活躍したが、高瀬大樹戦、長南亮戦における関節技での一本負けの印象が強く、打撃は強いが寝技に滅法弱いというイメージを持たれてしまっている。また2006年1月20日にハワイで行われたROTRでは岡見勇信相手に優勢に試合を進めておきながら、ルールで認められていない攻撃を放ってしまい反則負け。海外強豪には圧倒的な強さを見せるものの日本人相手には不甲斐ない負け方をしてしまうため、アンデウソンは日本人が苦手なのではという声もある。
2003年11月にアスエリオ・シウバらと共にシュートボクセアカデミーを離れ、ムエタイドリームチームを結成。戦場をPRIDEからイギリスCageRageに移してからは9/11/2004にリー・マーレイを判定で下しミドル級王座獲得、アメリカUFCに移してからは10/14/2006にリッチ・フランクリンを1Rで下しミドル級王座奪取と大活躍中である。
インタビュー記事などからは真面目な印象を受けるが、入場時に華麗すぎるダンスを披露したり、K-1がヘビー級しかない(発言当時)事を知らないまま参戦を熱望したりなど、お茶目な一面もある。
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとは仲が良く、彼が地元で主催した大会でボクシングデビュー戦を行ったことがある。
一部では「アンデウソンさん」と呼ばれ、親しまれている。