アミュプラザ鹿児島
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アミュプラザ鹿児島(-かごしま)は、鹿児島県鹿児島市のJR鹿児島中央駅にある複合商業ビル。2004年9月17日開業。約190のテナントを有する。売り場面積は山形屋本店を抜いて県下一を誇り、JR九州の大規模商業施設では最大級である。
この施設の開業後、鹿児島市電の鹿児島中央駅前電停~天文館通電停間の乗客数が飛躍的に増加した。
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[編集] 施設概要
[編集] 外観
オーロラビジョン「アミュビジョン」とラジオ局のサテライトスタジオ「アミュスタジオ」を備え、ビルそのものより高い観覧車を擁する。
[編集] 地下1階: KAGOSHIMA DAIRY MARKET
地下1階はおもに飲食店が中心。地元企業のラーメン、中華料理、うどん、そば、みやげ物、総合食料品店など。飲食街としては鹿児島最大。
- 鹿児島味の小径
- AMU FOOD CUBE
- 宅急便
[編集] 1階: GRAND STYLISH SQUARE
ファッション中心。鹿児島中央駅の1階テナントと直結している。
[編集] フレスタ鹿児島
- 「フレスタ鹿児島」はこのビルが開業する以前にあり、鹿児島中央駅内にある。現在は駅と直結。
[編集] 2階: POP MODE STREET
2階は鹿児島中央駅の通路と直結している。
[編集] 3階: ACTIVE GENERATION STRRET
ファッション、雑貨専門店が立ち並ぶ。
[編集] 4階: MODERN LIFE FACTORY
[編集] 5階: AMU DINING
5階・6階はレストランやカフェが立ち並ぶ。
- フィットネスクラブ: セイカスポーツクラブ
[編集] 6階: SKY LOUNGE & CINEMA
- シネコン: 鹿児島ミッテ10
- 東映の子会社T JOYによって運営される鹿児島県内初のシネマコンプレックス(複合映画館)。"ミッテ"とはドイツ語で中央の意。
- 観覧車: アミュラン
- ゴンドラは全36台、うち2台は鹿児島県で初めて透明(シースルー)ゴンドラを採用。1周は約15分。
アミュランの前にベンチがあり、待ち合わせなどによく使われる。
余談だが、アミュランの前のベンチやその周辺は鹿児島VIPPERの聖地ともバーボンとも言われ、鹿児島VIPPERには「アミュラン前」の愛称で親しまれる。
[編集] かつて存在したテナント
- ピザーラエクスプレス
[編集] 地元の反応
アミュプラザ鹿児島は、単なる駅ビルという枠を超えて、閉鎖的な鹿児島商圏に多大なる刺激や変革を与えた「黒船」といわれている。顕著な例として、市電の「鹿児島中央駅前→天文館通」の1日平均の乗降客総数が増加していることが挙げられ、また、新幹線沿線(特に薩摩川内・出水方面)を含めた広域からの集客に成功し、鹿児島市への定期的な買物客が増加している。
また、周辺の不動産取引の基準となる地価公示や路線価が、鹿児島県内で唯一、下落より横ばい、またはやや上昇に転じていることも見逃せない。天文館以外の商業地域の活性化も促進され、鹿児島大学周辺の騎射場地区や市南部の産業道路ロードサイドには県外から新業態の企業の進出が以前より盛んに見られるようになった。
しかし、県内初のシネマコンプレックス(ミッテ10)の開業の影響により、天文館地区の映画館の相次ぐ閉館もみられ、天文館地区を中心に以前にも増して警戒感が強まっているのも事実である。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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