ひだ型巡視船
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ひだ型巡視船(-がたじゅんしせん)は北朝鮮による工作船に対応するために開発された海上保安庁のヘリ甲板付高速高機能大型巡視船のこと。巡視船としての区分はPL(Patrol Vessel Large)。
射撃管制装置付き40mm機関砲を搭載し、荒天時においても目標船の舵等、長距離目標への正確で安定した射撃を可能としている。PLH型巡視船と違い常載ではないが、ヘリ甲板を装備しているので必要時はヘリの発着が可能である。船体は軽合金を採用した防弾構造となっており、武装工作船などからの銃撃にもある程度対応できるよう設計されている。
この他の特徴としては、船橋上部に赤外線捜索監視装置を搭載していることが挙げられる。これにより対工作船対応能力に加え、夜間における海難事故への対処能力が向上した。
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[編集] 諸元
[編集] 同型船
[編集] 関連項目
- あそ型巡視船(高速高機能大型巡視船)