なつかしの歌声
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[編集] TV番組
[編集] 概要
『なつかしの歌声』(なつかしのうたごえ)は、昭和43年4月から昭和49年3月まで放送された東京12チャンネル《現:テレビ東京》を代表する歌謡番組。司会はコロムビア・トップ ライト。後に芥川隆行。放送時間帯・曜日は年によってまちまちだったが30分番組。
[編集] 略歴
元々は昭和40年に放送された「歌謡百年」が前身。歌と社会現象を織り交ぜた番組だった。 やがて歌一本の番組となり昭和43年4月から放送開始。4回で打ち切りの予定が17回に延長。 10月からは本格的にレギュラー番組となった。 大晦日には2時間の「なつかしの歌声大会」を放送。11パーセントの視聴率を記録した。「年忘れにっぽんの歌」は昭和43年が第1回。「夏祭りにっぽんの歌」は昭和45年が第1回。 昭和44年に入ると人気は上昇し12チャンネルの看板番組に成長した。 大晦日には同局初のカラー番組「なつかしの歌声・年忘れ大行進」が放送。 昭和48年3月にいったん終了。後継番組を挟んで10月には復活し翌年の3月まで続いた。
番組の特色は当時の歌をオリジナルの歌手で歌わせようとしていることだろうか。 藤山一郎、東海林太郎、淡谷のり子などの有名な歌手は言うに及ばず他の民放ではみることのできない戦前期に活躍した小野巡や服部富子、音丸、四家文子、羽衣歌子などの一般的にあまりしられていない歌手の映像も残されていることは貴重である。 懐メロブームの先駆けとなり、この番組の成功で各放送局で懐メロ番組が乱立した。 NHKの「思い出のメロディー」はこの番組に触発されてできた。 また半ば引退同然だった歌手たちが多数復活しテレビ番組や地方公演の依頼が相次ぎ出演料も大幅に値上がりしたことは この番組の功績である。
なお、テレビ東京系列で年数回単発特番として放送されている「昭和歌謡大全集」ではこの番組の放送素材が使われている。
[編集] 歌謡曲
1940年に、コロムビアレコードより発売されヒットした歌謡曲。
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