WORKING!!
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『WORKING!!(ワーキング)』は、高津カリノの漫画作品。
目次 |
[編集] 概要
スクウェア・エニックスの漫画雑誌であるヤングガンガンに創刊第2号から連載されている4コマ漫画。北海道某所にある常連客をして『病み付きになる危なっかしさ』と言わしめるファミレス「ワグナリア」を舞台に、奇人変人苦労人が働いたり働かなかったり食ったり殴ったり旅に出たりする。
通常6ページの連載で、時々二話掲載となる。4コマ漫画ではないショートストーリーの回もたまにある。話数は「~品め」で表される。2006年6月30日より携帯コンテンツからの番外編配信も行われている。
また、作者のウェブページにはヤングガンガンに掲載されているものとは違う、店長の旧友や佐藤のバンド仲間などが勤める「ワグナリア」別店舗の漫画(猫組ワーキングと呼ばれることがある。その場合ヤングガンガンに掲載される方は犬組と呼称)が掲載されている。下記登場人物達も「販促」と称して一部サイトコンテンツにらくがき漫画で登場しており、登場人物が多い為か、ヤングガンガン連載よりもサイトでの出番が多いキャラも存在する。
2007年にドラマCDが発売されることが決定した。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
[編集] ワグナリアスタッフ
- 小鳥遊 宗太(たかなし そうた)
- 「ワグナリア」フロア担当。16歳・高校1年生。
- 登場人物中最も常識人であるが、大柄な姉達に囲まれて育った為、小さいものが何より好きという一面を持つ(「12歳を超えたら年増」と発言したことも)。但し、小さい子供とミジンコを同列に考えていることからロリコンとはまた違う。家事をしない三人の姉と家事を任せるわけにもいかない妹の為、毎日を学校・バイト・家事全般のローテーションで過ごす苦労人(その為、作中ではあまり描かれないが、「ワグナリア」での仕事ぶりは優秀である)。時々さりげなく毒舌を吐く。幼少期女装させられて育った過去を持ち(この事実を知っているのは伊波と相馬のみ)、女装を頼まれると(たとえ種島の頼みでも)激しく拒否する。
- 種島 ぽぷら(たねしま ぽぷら)
- 「ワグナリア」フロア担当。17歳・高校2年生。
- 17歳とは思えない容姿が特徴的で、客からはよく小中学生と間違えられる。高校の後輩である小鳥遊に猛烈に気に入られているが、本人はその身長の低さが最大の悩み。常識人だが根が純粋なので、よく佐藤と相馬にからかわれているが、基本的にスタッフには甘やかされている。ちなみに小鳥遊の事を「かたなしくん」と呼ぶ。
- 白藤 杏子(しらふじ きょうこ)
- 「ワグナリア」店長。28歳。
- 元ヤンキーで、電話1本で何でも言う事を聞く「便利な後輩」が大勢いるらしい。一切仕事をせず(本人曰く「レジしか出来ない」)、スレンダーな体格ながら暇さえあれば何か食っている大食漢で、業務用生クリーム(1kg)すら完食する程。高校時代から当時小学生の轟に世話してもらっている。山田以外の女性店員からは「杏子さん」と呼ばれている。年齢や言動、そして長身という点が姉達と被る為、小鳥遊との折り合いが悪い。
- 轟 八千代(とどろき やちよ)
- 「ワグナリア」フロアチーフ。20歳・フリーター。
- 人格者で常に笑顔を絶やさない働き者だが、何故か日本刀を帯刀している(本人曰く「実家が刃物店だから」)。小学生の頃にいじめから救ってもらって以来白藤が大好きで、今は恋愛感情を抱いている。その為音尾が白藤に土産を渡すと嫉妬心から抜刀する。恋愛に関しては鈍感で、山田にばらされるまで佐藤の好意に一切気付いていなかった。名前の由来はハチ公。
- 伊波 まひる(いなみ まひる)
- 「ワグナリア」フロア担当。17歳・高校2年生。
- 父親の間違った教育方針による男性恐怖症(動物に対してすら)で、女性客相手の接客は完璧だが男性客相手にはまともに接客できない(恐怖のあまり殴ってしまう。しかも強い)。小鳥遊のことを日頃からよく殴ってしまうが、彼に対しては少しずつ心を開き、「ワグナリア」に来店した彼女の父親に対して説教する姿を見て惚れてしまう(但し、元来男嫌いである為、現在は彼女曰く「好きだけど嫌い」状態)。自分より頭一つ分背が低い種島や、小学生のなずなよりも貧乳であり、コンプレックスを抱いている模様。
- 佐藤 潤(さとう じゅん)
- 「ワグナリア」キッチン担当。20歳・大学生。
- 無表情だが本人は日々表情豊かに生きてるつもり。轟のことが好きだが彼女は白藤に夢中であり、その上ヘタに彼女から信頼されている為ノロケ話を聞かされるなど恋愛に関してかなり酷な目に遭っている。その鬱憤を種島をからかうことで晴らしているが、種島の扱いに関しては非常に器用。
- 音尾 兵吾(おとお ひょうご)
- 「ワグナリア」マネージャー。37歳。
- 買い物に行ったきり帰ってこない超絶方向音痴な妻・春菜を捜して日本中を彷徨っていて、時々店に帰っては皆に各地のお土産を渡す、白藤にとっては貴重な食料配達人。立場上店では最も偉い存在であるが、帰ってくる度に、種島には「いてもいなくても同じ」などと言われ、伊波には殴られそうになり、轟には斬られそうになり、白藤に至っては顔すら忘れられる(轟を除いていずれも全く悪気はない)など、酷い扱いを受けているが、それでも誰1人クビにしないお人よし。稀にしか店に出てこないが、その僅かな機会に溜まった仕事を全て片付ける非常に有能な面も持つ。
- 相馬 博臣(そうま ひろおみ)
- 「ワグナリア」キッチン担当。20歳。
- 笑顔が絶えないので優しそうな印象を受けるが、実は店員の大半の弱みを握っており、「説得」と称する脅しをしばしば行っている。また、よく佐藤と一緒に種島をからかっている。たまに佐藤もからかうが大抵(暴力による)反撃に遭う。但し伊波には喋る前に殴られる為、音尾には弱味と言える弱味が無い為苦手としている。
- 山田 葵(やまだ あおい)
- 「ワグナリア」フロア担当。
- 音尾が連れてきた自称16歳の少女。名前、年齢、経歴全て信憑性が乏しく、恐らく家出少女であると推察される。変装道具や盗聴のスピーカー・マイク等も所持しているなど、怪しさ満点である。一見ミステリアスな雰囲気を醸し出しているが、隠し事などに関しては、感情がモロに顔に出るので分かりやすい。白藤に似ているらしく轟には気に入られているが、仕事に厳しい小鳥遊や佐藤は苦手である。
[編集] スタッフの家族
- 小鳥遊 一枝(たかなし かずえ)
- 小鳥遊家長女で、31歳。かなりの長身でメガネを掛けた弁護士。六法全書を使って色んな攻撃をしてくる。出戻り。泉とは折り合いが悪く、なずなには甘い。
- 小鳥遊 泉(たかなし いずみ)
- 小鳥遊家次女で、28歳。滅多に立っている姿は見られないがおそらくは長身の恋愛小説家。夢のある職業の割には部屋が汚く、本人も服装が真っ黒で顔もインクで黒く汚れて暗い。家に引きこもりがち。
- 小鳥遊 梢(たかなし こずえ)
- 小鳥遊家三女で、25歳。かなりの長身で大酒飲みの合気道講師。常に酔っ払っていて宗太にからむ。寂しがり屋で男性と付き合っては上手くいかず別れているらしい。
- 小鳥遊 なずな(たかなし なずな)
- 小鳥遊家四女で、12歳。宗太の妹に当たる。小学生ではあるがすでに兄宗太を脅かす長身で胸も伊波より大きい。幼少時より兄が姉達に苦労させられてるのを見ており、兄の役に立ちたいが為に年上(主に姉達)を意のままに操る年上キラーへと成長した。
[編集] 書誌情報
[編集] 単行本
- 第1巻(2005年12月25日発行) ISBN 4757515774
- 第2巻(2006年6月24日発行) ISBN 475751705X
[編集] ドラマCD
2007年発売予定。
[編集] キャスト
[編集] 外部リンク
- うろんなページ - 作者高津カリノのサイト。