VCSEL
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VCSEL(ビクセル)とはVertical Cavity Surface Emitting Laser(垂直キャビティ面発光レーザ)の略称で、半導体レーザー の一種。
[編集] 特徴
一般的に半導体レーザーは基盤面に対して平行方向に光を共振させ光を射出するが、VCSELは基盤面に対して垂直方向に光を共振させる。
特徴としては、まず基盤をへき開せずに検査ができるなど大量生産に向いており、他の半導体レーザーに比べて比較的安価に製造できる点が挙げられる。
また閾値電流が小さいため、熱による特性変化の幅が少なく、その制御において熱情報のフィードバックを行わなくとも、ある程度の精度が望めるという特徴を持つ。
[編集] 歴史
- 1977年 東京工業大学において考案される。