U2
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U2 | |
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![]() U2 (2005年6月10日) |
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出身地 | アイルランド、ダブリン |
活動期間 | 1976~ |
ジャンル | ロック |
レーベル | ユニバーサル (アイランド・レコード) |
メンバー | ボノ ジ・エッジ アダム・クレイトン ラリー・マレン・ジュニア |
目次 |
[編集] プロフィール
1980年にデビューした。政治的な信条と渇愛を力強く歌い上げる作風で世界的に数多くのファンを持つグループ。特に1987年にリリースしたアルバム、『ヨシュア・トゥリー』(1988年グラミー賞最優秀アルバム賞)は全世界で2000万枚以上を売り上げ、名実共に彼らを世界的なスーパーグループに押し上げた。
アルバムはおよそ(1)初期三部作(『ボーイ』、『アイリッシュ・オクトーバー』、『WAR(闘)』)、(2)プロデューサーにブライアン・イーノ、ダニエル・ラノワを迎えた中期三部作(『焔』、『ヨシュア・トゥリー』、『魂の叫び』)、(3)シンセポップ三部作(『アクトン・ベイビー』、『ZOOROPA』、『POP』)および(4)最新2アルバムに分類できる。
スティーヴ・リリーホワイトがプロデューサーだった(1)初期三部作に比べて、(2)中期三部作はプロデューサーの意向を反映してかアンビエントな曲調が多い。(3)シンセポップ三部作は今までのU2の作風とまったく異なっており、ボノのボーカルもすっかり様変わりしてしまっているが、よくよく聞き込むと、旋律、和声等においては紛れもなくU2である。が、やはり難解なため離れてしまったファンも多い。だが、『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』では久しぶりにブライアン・イーノとダニエル・ラノワのプロデューサーコンビが復活し、『ヨシュア・トゥリー』にも似たサウンドを展開した。そして『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』では今度はスティーブ・リリーホワイトを再びプロデューサーに迎え、現代的でありつつも原点回帰に成功した。2006年、同アルバムで2度目のグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した。
日本では、2003年10月~2004年3月の間、テレビ朝日系『ニュースステーション』10代目メインテーマ曲を「Where the Streets Have No Name(約束の地)」で担当。また、2004年発売のアルバム『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』からのシングル「Vertigo」がiPodのCMソングに起用され(U2が自らの楽曲をCMソングに起用することを了承したのはこれが初めて)、また、"iPod U2 Special Edition"も発売された。加えて、2005年に発売された動画再生に対応したiPodのCMでは、動画機能のアピールのために「Original of the Species」のライブ映像が使用されている。 また、2006年春に延期されたワールド・ツアーの振替公演が同年11月29、30日と12月4日にさいたまスーパーアリーナで行われた。来日時には、テレビ朝日系の音楽専門番組『ミュージックステーション』に12月1日に出演した。TBS系のNEWS23に出演しインタビューを受けた。日本のテレビ番組に出演するのは23年ぶりのことである。
[編集] メンバー
- ボノ (Paul David Hewson) - ボーカル、ギター 1960年5月10日生まれ
- ジ・エッジ (Dave Howell Evans) - ギター、コーラス、ピアノ 1961年8月8日生まれ
- アダム・クレイトン (Adam Charles Clayton) - ベース 1960年3月13日生まれ
- ラリー・マレン・ジュニア (Lawrence Joseph Mullen, Jr.) - ドラム 1961年10月31日生まれ
[編集] ディスコグラフィ
日本盤はユニバーサルミュージックからの発売。
- Boy (ボーイ) (1980年)
- October (アイリッシュ・オクトーバー) (1981年)
- War (WAR(闘)) (1983年)
- Under a Blood Red Sky (ブラッド・レッド・スカイ=四騎=) (1983年)
- The Unforgettable Fire (焔) (1984年)
- The Joshua Tree (ヨシュア・トゥリー) (1987年)
- Rattle and Hum (魂の叫び) (1988年)
- Achtung Baby (アクトン・ベイビー) (1991年)
- Zooropa (ZOOROPA) (1993年)
- Pop (POP) (1997年)
- The Best of 1980-1990 (ザ・ベスト・オブU2 1980-1990) (1998年)
- All That You Can't Leave Behind (オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド) (2000年)
- The Best of 1990-2000 (ザ・ベスト・オブU2 1990-2000) (2002年)
- How to Dismantle an Atomic Bomb (原子爆弾解体新書~ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム) (2004年)
- U218 Singles (ザ・ベスト・オブU2 18 シングルズ) (2006年)
[編集] 主な曲
- 『With or Without You』フジテレビ系『眠れる森』挿入歌
- 『Hold Me, Thrill Me, Kiss Me, Kill Me』映画『バットマン・フォーエヴァー』主題歌
- 『The Hands that Built America』映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』主題歌
- 『Where the Streets Have No Name』テレビ朝日系『ニュースステーション』10代目オープニングテーマ
- 『Elevation』映画『トゥームレイダー』のテーマ
- 『Vertigo』iPodのCMソング
- 『Theme from Mission: Impossible』映画『ミッション:インポッシブル』主題曲(アダム・クレイトン&ラリー・マレン・ジュニアとして)