Tomak~Save the Earth~Love Story
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Tomak~Save the Earth~Love Story(トマック~セイブ・ジ・アース~ラブ・ストーリー)とは2001年5月、韓国Seed9社によって作られたゲーム。内容は神に滅ぼされようとする地球を救うために頭だけの姿で地上に降臨した愛の女神に愛を注ぐという生首育成ゲームである。
そのあまりにも奇怪なアイディアに知らなくてもいいPCゲームの世界という個人サイトがネタとして取り上げ、クソゲーマニアが注目。韓国から輸入されるや否や韓国語が分からないにも拘らずプレイを強行する人も多数現れた。
韓国のゲームに対する倫理規定があまりにも厳しいので、その厳しさを逆手にとって考えられたという。
その結果、2002年3月、サンソフトより日本語Windows版発売。同年12月にはプレイステーション2版も発売される。
なお、「Tomak(토막)」とは、韓国語で「切れ端」とか「断片」と言った意味である。
[編集] ゲーム内容
神々は、「人類は欲望に走りすぎているので、滅ぼした方がいいのではないか?」と話し合っていた。愛の神エビアンは、「人類には愛があります。」と言ったが、他の神は「そんなものは、単なる肉体的な愛情だ。」と取り合わない。結局、美しい肉体を捨てて首だけになったエビアンを愛する人間が現れれば、人類に精神的な愛情があることを認めて、人類を滅ぼすのを止めるということになった。そして、エビアンは種子となって地上に降りる。
3ヶ月後、あなたの部屋には、鉢から首だけを生やした女性がいた。首の回りには葉も出ていて、植物でもあるようだ。おまけに、あなたに話し掛けてくる!!しかし、あなたは、この奇怪な状況を受け入れて、彼女の世話をすることになる。
具体的には、鉢の置き場所を変えて温度・湿度を調整し、水分や食事を与え、コミュニケーションをとったり、オシャレをさせたりしてながら、彼女の様々なステータスを上げていく。もし、健康状態が悪くなれば、神は地球を滅亡させてしまう。彼女は、接し方によって、普通の女性と同じ様(!?)に「ウキウキ」、「ひねくれ」、「ナマイキ」などの状態になり、それらに伴ってステータスも上下する。
また、あなたは月に一度は街に出て、彼女のために買い物をしたり、友人や普通の女性に会ったりもする。この女性たちとも交流を深めることも出来る。
3年間、しっかり育てることができれば、あなたの行動に見合ったエンディングをむかえることが出来る。
シュールで異常な状況であるのは間違いないが、ゲームとしては、少々ボリュームが足りないところがある位で、クソゲーというほどおかしなものではない。
[編集] 登場人物
CVは日本で発売されたPC版のもの。