R.O.D
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R.O.D(あーる・おー・でぃ)は、R.O.D -READ OR DIE-として制作された小説及びOVAである。メディアミックスとしてコミック版、ドラマCDなどがある。ちなみにタイトルの意味は「読むか死ぬか(読まずに死ねるか!!)」の略である。
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[編集] 小説版
以下に解説されている他メディアの全シリーズに対する原作作品。
タイトルは『R.O.D READ OR DIE YOMIKO READMAN "THE PAPER"』倉田英之著 集英社スーパーダッシュ文庫刊。第1巻が2000年7月20日に発行され、2006年2月現在11巻までが出版されている。
産休専門の教師読子・リードマンは自宅のビルを本で埋め尽くし「神保町のヌシ」と呼ばれるほどの無類の本好き。そして実は「紙使い」の能力を持つ大英図書館特殊工作部に所属するエージェント「ザ・ペーパー」である。エージェントとして任務が無い時は非常勤教師として勤務する彼女。ところが赴任した先には偶然、読子も大ファンの美少女高校生作家菫川ねねねが在籍していた。
ファンとしてねねねにサインをねだる読子だが、ねねねはファンをファンとも思わぬすげない返事しか返さない。それもそのはず、ねねねはファン心理が常軌を逸してストーカーとなった者から執拗で偏執的なアプローチを受け、それに悩まされ続けていたのだ。そしてストーカーはねねねの誘拐という常軌を逸した行動に出る。
ファンとして、本好きとして、ストーカーの行動を許せなくなった読子は、紆余曲折の末にねねねを助ける。しかし今度はねねねが読子に興味を持つ事に。ねねねは自ら読子の裏の顔とそれにまつわる騒動に巻き込まれていく。
[編集] アニメ版
[編集] R.O.D -READ OR DIE-
2001年 - 2002年にかけて発売されたOVA作品(全3巻)。 主人公である読子と、偉人と呼ばれる異能者たちとの、壮絶な死闘が描かれている。今作の設定の多くは、そのまま次作のTV版に引き継がれている。
- R.O.D 1巻 「読子さん、事件ですよ。」
- R.O.D 2巻 「読子さん、インドですよ。」
- R.O.D 3巻 「読子さん、ピンチですよ。」
- 詳細はR.O.D -READ OR DIE-を参照。
[編集] R.O.D -THE TV-
2003年9月 - 2004年3月に放映されたTVアニメシリーズ。主人公はミシェール、マギー、アニタの三姉妹。OVA版の5年後の設定の続編になっている。
- 詳細はR.O.D -THE TV-を参照。
- 原作・脚本:倉田英之
- キャラクター原案:羽音たらく
[編集] CDドラマ
[編集] R.O.D ドラマCD
2001年12月19日、SME・ビジュアルワークスから発売されたOVA版R.O.Dの番外編的ドラマCD。3話構成で間に挿入歌が2曲入っている。第1話と第2話は、菫川ねねねがメインの話、第3話はウェンディ・イアハートがメインの話になっている。菫川ねねね役の声優はR.O.D -THE TV-とは異なっている。
- 原作・脚本:倉田英之
[編集] R.O.D -THE CD-
2004年7月22日、アニプレックスより発売されたドラマCD。副題は「僕の中学校は戦場だった」TV版最終話直後の西浜中学校(アニタが通っている中学校)に起こった出来事をコメディ・タッチで描いている。読子とドレイク以外のTV版の主要なキャラクターはほとんどすべて登場する。
- 脚本 倉田英之
- 監督 舛成孝二
[編集] コミック版
[編集] R.O.D -READ OR DIE-
読子・リードマンを主人公にした、小説版R.O.Dをベースにした漫画。全4巻。
- 集英社 ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
- 原作:倉田英之
- 作画:山田秋太郎
[編集] R.O.D -READ OR DREAM-
紙姉妹探偵社のミシェール、マギー、アニタの三姉妹を主人公にした-THE TV-の外伝的作品。全4巻。-THE TV-の登場人物たちが登場するが、設定はTVとは異なる(菫川ねねねが登場せず、菱石久美が「天才女子中学生作家」としてそのポジションに就いていることなど)。