P901i
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FOMA P901i(フォーマ・ピー きゅう まる いち アイ)は、パナソニック モバイルコミュニケーションズによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。
目次 |
[編集] 概要
901iシリーズとしてSH901iC、F901iC、N901iC、D901iに次いで5番目に発売された。
外部メモリーはminiSDカード(ドコモ発表では256MBまで、それ以上は自己責任で使用)対応である。折りたたみ式を採用。カメラ性能は、アウトカメラはνMaicovicon約202万画素で、オートフォーカスには対応していない。主にテレビ電話用のインカメラはCMOS約32万画素。P900iに引き続きカスタムジャケットに対応している。外部ジャケットを付けた場合は109g。外部ジャケットを付けない場合は104gで90xi最軽量の端末になる。また外部ジャケットをプリンターなどで自作することが可能である。ちなみにその後発売された同社製のP700iでもカスタムジャケットが付けられない点以外は、殆ど同一の大きさで外観のデザインは全く同じである。サントリーの缶コーヒーBOSSの懸賞賞品としてBOSS仕様のP901i(通称:ボス電)がある。OSはN901iCと同じくLinuxを採用。
901iシリーズ共通の特徴として、着うたや着モーションの最大再生容量を300KBから500KBに拡大、iモードメールの添付ファイルの最大容量も100KBから500KBに拡張、ツインスピーカー搭載、iアプリの3Dグラフィックス機能強化、Flashからの端末情報取得、外部からのコンテンツに対して問題要素を検出する「セキュリティスキャン機能」を搭載しているなど、iモードにまつわる機能が強化された。また、ミュージックプレーヤー機能が正式対応になり連続再生出来る様になった。
予定されていた800MHz帯とのデュアルバンド機能は見送られ、901iSから搭載される。
[編集] デフォルト内蔵iアプリ
購入時にプリインストールされているiアプリは以下の7つである。いずれもユーザーが削除しても、パナソニック携帯パワーアップサイト「P-SQUARE」からダウンロードして再インストールすることが可能。
- BombLink2 Surround
- Dimo i 絵文字メール
- Gガイド番組表リモコン
- TRANCE PINBALL SURROUND (TP surround)
- インフォスクリーン
- ジャケットコーディネーター
- ファイナルファンタジーII
[編集] 仕様
- ハードウェア仕様
- 形状:折りたたみ式
- 外部メモリー:miniSD(256MBまで:ドコモ発表。それ以上は自己責任)
- カラー:ホワイト×パールストライプ、ブラック×クリアローズ、シルバー×ポインテッドブラック、グリーン×ライムウェイブ
- サイズ:幅49mm×高さ102mm×奥行22mm(折りたたみ・外部ジャケット非装着時)
- 重量:104g(外部ジャケット非装着時)
- 連続通話時間:約140分
- 連続待受時間:約460時間
- メイン液晶:2.2インチ、240×320ドット、約6万色TFTカラー液晶
- カメラ:メイン νMaicovicon約202万画素、サブ約10万画素CMOS
[編集] 歴史
- 2004年11月12日:技術基準適合証明 (TELEC) 通過
- 2004年11月17日:電気通信端末機器審査協会 (JATE)通過
- 2004年11月17日:SH901iC・N901iC・D901i・F901iCと同時にドコモよりプレスリリース
- 2005年2月4日:全国で発売開始
[編集] 不具合
細々とした不具合のバグフィックスを施したアップデートが2005年末に公開された。また、不具合とまではいかないが、スケジュールやアラームの設定途中に画面が遷移するまでの時間がかかり過ぎる現象が発生する(兄弟端末ともいえるP700iでも同様)。