Night Walker -真夜中の探偵-
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
『Night Walker -真夜中の探偵-』（ナイトウォーカー まよなかのたんてい）は、1993年にPC-98用として発売、2001年にWindowsに移植された推理もののアドベンチャーゲーム及びそれらを原案として1998年7月8日から9月23日まで全12話にわたりテレビ東京系列で放送された連続アニメ作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] アニメ版
[編集] 作品概要
血を武器として扱う吸血鬼が活躍する話であるにもかかわらず残酷描写を過剰に自粛し、流血シーンになると画面がモノクロになる、作画品質が1回おきに大幅に下がる、最終話で夢オチを使用するなど、全体的に評価は高くない。
オープニングテーマの「月世界」はタイアップ曲ではなく、既存の曲をアニメの内容に合わせ使用したものである。
月刊電撃コミックガオ!にて読み切りのコミカライズ作品も掲載されたが、紫藤の容姿や一人称が違うなど、アニメとは大分違った印象の作品となっている。
[編集] ストーリー
多発する怪奇現象や超常現象、それらはナイトブリード（ブリード）と呼ばれる闇の種族の仕業であった。探偵事務所を営む紫藤龍彦は、裏ではブリードを狩ることを生業とするヴァンパイア（吸血鬼）である。ブリードがらみの事件を追う松永弥生、紫藤に憧れる女子高生山崎理保、使い魔のグニと共に、大都会を舞台に数々の事件を解決していく。
[編集] 主なキャラクター
- 紫藤龍彦（しどう たつひこ、声優：山崎たくみ）
- 表向きは「紫藤探偵事務所」を営む私立探偵。裏では自分の血を使った特殊能力を駆使しブリードを狩るヴァンパイア（吸血鬼）。吸血鬼になってから数百年を生きているが、自身の過去についての記憶があやふやで、出身も本名も生年も不明。日中も活動できるが強い陽光は苦手。女好きだが特定の恋人はいない様子。
- 松永弥生（まつなが やよい、声優：篠原恵美）
- ブリードに対抗する組織NOSの一員。血を吸われてもヴァンパイアにならない特殊体質のため、血を見返りに紫藤に協力を要請する。
- 山崎理保（やまざき りほ、声優：坂本真綾）
- 紫藤に憧れ、事務所に押しかけて雑用をこなす女子高生。家族とはブリードがらみの事件で死別。紫藤とカインの戦いに巻き込まれ傷を受け、助かるために紫藤に自分の血を吸いヴァンパイアにしてくれるよう望む。
- グニ（声優：大谷育江）
- 紫藤の使い魔。ブリードでありながら悪しき心を持たない。コウモリのような羽を生やし、青緑色の肌をした小さな女性の姿をしている。
- カイン（声優：田中秀幸）
- ヨーロッパに滞在していた紫藤をヴァンパイアにした張本人。紫藤の前に度々姿を現し、「黄金の夜明けはもうすぐだ」との謎の言葉を残していく。
[編集] スタッフ
- 監督：香川豊 沙々野紀世利
- 構成：山口亮太
- 脚本：吉村元希 山口亮太
- シリーズ構成：山口亮太
- 撮影監督：斎藤秋男
- 美術監督：池田繁美 長尾仁
- 編集：森田清次
- キャラクターデザイン：磯野智 下笠美穂
- 音響監督：中野徹
- 作画監督：高橋和徳 本橋秀之
- 総作画監督：小泉謙三
- 原案：樹彩那
- 制作：アニメ・インターナショナルカンパニー
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 「月世界」（BUCK-TICK）
- エンディングテーマ
- 「未来航路」（La'cryma Christi）
[編集] 各話サブタイトル
- 闇を来る者
- 女優の条件
- 逃げる男
- 黄金の夜明け
- 死者の薬
- 井戸の底
- 母と息子
- 夜歩く者
- 他人の顔
- 天使の涙
- 森の魔女
- 永遠の闇
[編集] 外部リンク
| テレビ東京 水曜25:45~26:15枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | Night Walker -真夜中の探偵- | 次番組 |
| センチメンタルジャーニー | EAT-MAN'98 | |
