MG-M
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MG-MはYAMAHAの松本孝弘モデルのエレクトリックギターである。
[編集] 概要
YAMAHA MG-MはYAMAHAが同社のMGシリーズをベースに松本孝弘に製作したエレクトリックギター。
MG-MにはB'z初期のライブでも使用していたMG-M、'91年~'93年頃使用していたMG-MⅡ、ネックのグリップ形状等がギブソンレスポールを意識したMG-MⅢ等が存在する。
MG-MⅡからはロック式トレモロが採用され、ゼブラ柄のモデルやグラフィックペイントのモデル、サスティナー搭載モデル、ダブルネックなど多くのMG-Mが製作された。
重量が軽く(MG-MⅢはレスポールを意識した為重い物も存在する)、取り回しが良いため当時多くのギタリストに愛用された。
レスポール等を使用する事が多くなった松本氏が今でもレコーディングでMG-Mを使用している事からもMG-Mが良質なギターである事が判る。
MG-Mは市販もされたが現在は生産されていない。
[編集] 市販モデル一覧
- MG-M ¥65000(税抜き)
バスウッドボディ、ロングスケール・メイプル22F(648mm)、アームレス、色はブルーサンバースト。
- MG-MⅡ ¥75000(税抜き)
MG-Mにアーム(Rockin'Magic-ProⅡ)を追加、他は同仕様。
- MG-MⅡG ¥85000(税抜き)
ピックアップのハムを"FORCUS"-SH1T(Ceramic)から"LIVE"-GH1(AlnicoV)へ変更。色は紫と黒の"NEON-LIGHT"Graphic。
- MG-MⅢ ¥88000(税抜き)
ボディの角が丸みを帯びた形状から角ばった形状へ変更、ミディアムスケール(628mm)、ピックアップはセンターを無くし2ハム化("LIVE-GH1" "LIVE-GH6") 、色はゼブラフィニッシュ。
- MG-M Custom ¥220000(税抜き)ハードケース付き
当時松本が使用していたものと同じスペックで販売。 ボディは、メイプル+スプルース+メイプル+マホガニーの4層構造、ネックはメイプルとマホガニーの5層構造でセットネック、指板にバインディングあり。 ピックアップはYGDH-5B(ディマジオ PAF)、YGDH-6B(ディマジオ TONE ZONE)、ペグやアームなどのハードウェアがこのモデルだけのミラーブラック。
また、これらの他にもイケベ楽器がヤマハにオーダーしたHMG-ⅢZFというモデルも存在する。
- HMG-ⅢZF ¥68000(販売価格)
MG-MⅢと同様のゼブラフィニッシュではあるが、ボディがメイプルトップ・バスウッドバック仕様になっているなどの違いがある。