MAX渡辺
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MAX渡辺(まっくすわたなべ:本名 渡辺誠)は日本のプロモデラー。おもにガンプラなどのロボットキャラクター製作を行う。
ガレージキットメーカー「マックスファクトリー」代表。
モデラーネームの「MAX」は当時人気のあった「マッドマックス」より響きがよいということで本人が命名。塗装法のひとつである「MAX塗り」や「コピック塗り」の第一人者。
モデラー初心者への啓蒙活動・プラモデルの普及活動にも熱心で、「TVチャンピオン」の「プロモデラー選手権」スーパーバイザーを務めたり、プラモデル製作ガイドを多数出版したりしている(近著:大越友恵(現:オオゴシ*トモエ)を教える形で制作した「MAX渡辺&大越友恵のガンプラ大好き!(雑誌掲載時は「MAX渡辺&大越友恵の女子プラ!」)
バンダイから発売されているガンプラマスターグレード(MG)シリーズの立ち上げ参加メンバーの一人でもあり、彼なくして現在のガンプラを語ることはできない。
ホビージャパン2007年1月号で名前がMAX渡辺ではなく「MAGNAM渡辺」と記載されている。これは渡辺が44歳になった記念にということで「44マグナム」から取った期間限定の名称との事である。
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[編集] MAX塗り
「MAX塗り」とは、以前からあった模型塗装法をMAX渡辺が多用したことからホビージャパン編集部が命名しロボットキャラクター模型界で広く行われるようになった塗装法の俗称である。ベースカラー(下塗り)の上に目的の色を乗せていく塗装法。中心部に濃く、外縁部に薄くエアブラシを使いグラデーションになるように色を乗せ面全体に膨らんだような迫力のある効果を出せる。
ガンプラを始めカプコンのゲーム、鉄騎のテクスチャでもこれを意識した塗装が行われている。
- 黒立ち上げ法
- もともとは主にAFV模型界で培われてきた塗装法。MAX塗りは最初にベースグレーと呼ばれる色を全体にエアブラシで吹き付ける。この色は市販されている色ではなく、黒をベースに余った塗料などを大量に混ぜた隠蔽力の強い色である(現在はマックスファクトリーからベースグレー塗料が発売されている)。その後、目的の色を中心から外縁へグラデーションになるように色を乗せていく。(塗料はできるだけ薄くするとよい)
- 白立ち上げ法
- 「黒立ち上げ法」の場合、隠蔽力の弱い黄色などは適さない。そのような色の場合は「白立ち上げ法」を行う。大抵の場合ガンダムホワイトと呼ばれる青みがかった白を黒立ち上げの上に同じように塗り、その上に目的の色を乗せる。
- クリアーカラー、蛍光色塗料の滲みの利用
[編集] コピック塗り
MAX渡辺が考案し提唱している、アルコール性マーカーのコピックを用いた模型の塗装法。未塗装あるいは基本塗装を施したモデルにコピックで描き込み、ブレンダーと呼ばれる溶剤ペンでぼかしや拭き取りを行うもの。通常の模型用塗料を用いる方法に比べて手軽でシンナー臭も無く、失敗しても容易に拭き取ってリトライ(再塗装)できるなどの利点がある。マックスファクトリー社から専用の「コピックモデラー」が発売されているが、もちろん通常のコピックでも可能である。
主に陰影や汚れなどのウェザリングに用いられることが多い。
もともとプラモデルの塗装にコピックやポスターカラーといった普通文房具を用いる技法はあり、MAX渡辺が開いていたプラモ道場の研究生も行っていたが、プラスチック素材に対して定着性の悪いコピックを、ざらざらしたつや消し仕上げの「油性アクリル塗料(模型用ラッカー、アクリルラッカー)」の下地に描きこみ、上からも「油性アクリル塗料」のクリアー(透明)をコーティング(スプレーで吹きつけ覆う、被せる)する方法等によりMAX渡辺が技法を完成させ、広く紹介した。
[編集] その他
- 「TVチャンピオン」のスーパーバイザーを務めていた際、参加モデラーが集まらず最後は自分が出場する覚悟をしたが、スタッフからスーパーバイザーが出てどうするんですかと説得されたことがある。
- アマチュア時代にムック「HOW TO BUILD GUNDAM2」の読者コーナーに作品が掲載された。このときの名義は本名。
[編集] 関連項目
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