Geode NX
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Geode NX(ジオード・エヌ エックス)はアメリカ合衆国 AMD社製の組み込みシステム向けCPUである。 同社のノートパソコン向けCPU、モバイルAthlon XP-M (Thoroughbred) をベースに、消費電力・発熱量を抑えたものである。
266MHz FSB、128KB 1次 / 256KB 2次キャッシュメモリを備え、SIMD拡張命令セット3DNow! Professionalや、省電力技術PowerNow!をサポート。 対応ソケットはAthlon・Duronシリーズなどと同じSocketA。 なお、環境によってはデュアルプロセッサ構成も可能である。
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[編集] 歴史
[編集] 製品
Geode NXファミリの各製品にはモデルナンバーが与えられている。Geode NXは内部的にAthlon XPと同一だが、Athlon XPのモデルナンバーとは共通性が無い。事実上対抗製品となるVIA C3プロセッサを強く意識したものであるが、専門的知識を持つ人が扱う組み込み用途でこのような表記が的を射ているとは言いがたい。ちなみにこのモデルナンバーの広範に付与されている数字とWは、それぞれのプロセッサの消費電圧を表すが、最大消費電力でも設計電力でもなく、AMDが考えている典型的な状態での平均消費電力である(ただし、AMDはこれを大きめに取ることで知られている)。
モデルナンバー | クロック周波数 |
---|---|
1750@14W | 1.4GHz |
1500@6W | 1.0GHz |
1250@6W | 667MHz |
[編集] 関連項目
- Geode GX
- Geode LX