黔東南苗族トン族自治州
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黔東南苗族侗族自治州(けんとうなん・ミャオぞく・トンぞく・じちしゅう、Qián Dōngnán Miāozú Dòngzú Zìzhìzhōu)は中華人民共和国貴州省東南部の少数民族自治州。
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[編集] 地理
貴州省(黔)東南の山間部に位置し、東は湖南省懐化地区、南は広西チワン族自治区柳州及び河池地区、西は貴州省黔南布依族苗族自治州、北は同州遵義市及び銅仁地区に接する。州面積30,337平方キロ、東西220キロ、南北240キロ。
[編集] 人口
2002年末の総人口4,312,900人。都市人口は798,800人、農村人口は3,514,100人。民族的には漢族が936,310人(19.39%)、少数民族が3,476,800人(80.61%)で、うち苗族1,784,300人、侗族1,359,000人となっている。
[編集] 略史
古代から苗族など少数民族が強盛で、中国はその首領に官職を与えて間接支配するだけであった。しかし明永楽帝は1413年思州等宣慰司を廃し、直接統治に切り替え、少数民族の同化政策を行った。清朝もこの政策を踏襲したため、明清時代にはしばしば苗族などの反乱が起こっている。中華人民共和国成立後1956年になって自治州人民政府が成立、凱里県に首府が置かれた。1983年凱里県は市に昇格している。
[編集] 行政区域
- 凱里市
- 麻江県、 雷山県、台江県、錦屏県、黎平県、榕江県、従江県、三穗県、鎮遠県、岑巩県、天柱県、剣河県、黄平県、施秉県、丹寨県