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黄精飴(おうせいあめ)は、岩手県の銘菓。餅米と水飴と砂糖で作る求肥飴の中に、アマドコロの根のエキスを混ぜて、片栗粉をまぶした和菓子の一種。菓名の黄精とは、ナルコユリからの根茎から作られる生薬の一種で、滋養強壮などに効果がある。また、アマドコロのエキスには同様の効果があるとされ、これが菓名となった。盛岡藩預かりとなった対馬藩の学者がアマドコロの存在に着目して創作したといわれる。
このように、漢方薬の原料などを材料とした菓子は、古くは薬菓子ともいわれていた。