魔少年ビーティー
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『魔少年ビーティー』(ましょうねんビーティー)は、荒木飛呂彦の少年向け漫画作品。
集英社の少年向け漫画雑誌「フレッシュジャンプ」1982年3号に読切として掲載(単行本「荒木飛呂彦短編集ゴージャス☆アイリン」に収録)された後、「週刊少年ジャンプ」にて1983年42号 - 51号に連載された。全5話でコミックスは全1巻完結。サブタイトルは「少年ピカレスク(悪漢小説)ロマン」。
[編集] 概要・あらすじ
平凡な少年「麦刈公一」を語り手として、彼の親友「ビーティー」に関するエピソードを紹介する形式の物語。
ビーティーはとても気転のきくトリックマスターで、臨機応変に手品やトリック技、心理話術をこなしてスリルに打ち勝っていく。彼を紹介するのに最適なコピーは、やはり「社会的ダイナマイト一触即発的良心罪悪感ゼロ的猛毒セリフ的悪魔的計算頭脳的今世紀最大的犯罪少年」…であろう。
またビーティーは、彼自身が「ケイパー」と呼ぶ(無邪気な)悪巧みを実行することに興味を持っており、連載では語られない部分でも、しばしば公一を巻き添えにしている。しかし、ビーティーにとって公一は、なにものにも変えられない大切な友人であることは確かで、彼のためにわざと自分を窮地におくこともある。
なお、第6話以降のエピソードの公開については、現在も検討中である。後の『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるトリックの原点はここにあると見られる。
[編集] ビーティー
主人公のビーティーとはイニシャル(BT)で、公一が「仮にそう呼ぶ」としており、本当の名前は作中では明かされていない(ファンの間ではジャンプコミックス版の巻末読者コメントから、ぶきち説をネタ絡みで支持する者もいる)。