雪割りの花
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雪割りの花 | |
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ジャンル | アドベンチャーゲーム |
対応機種 | プレイステーション、プレイステーション・ポータブル |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM(PS)、UMD(PSP) |
発売日 | 1998年11月26日(PS)2005年7月28日(PSP) |
雪割りの花(ゆきわりのはな)は1998年11月26日にソニー・コンピュータエンタテインメントが発売したテレビゲームソフト。やるドラシリーズの第四作目。アニメーション製作はProduction I.G。2005年7月28日にPSPでリメイク版が発売された。
目次 |
[編集] 作品概要
季節は冬、北国の安アパートに住む大学生である主人公は隣の部屋に住む女性、桜木花織に恋をしていた。しかし、ある晩花織と男が抱き合っているのを目撃してしまう。失意に暮れる主人公だったがある日警官が主人公の元に来て、花織の記憶が失われて、病院に収容されていることを告げる。彼氏が死んだという記憶を封印してしまった彼女の為に、主人公は彼氏の代わりになろうと決意する。
春夏秋冬を描いたやるドラシリーズの「冬」。他の三作品のアニメタッチな絵柄とは対照的に、キャラクターデザインが独特であった為、敬遠するユーザーが多かった。
また、途中頻繁に何気ないことでヒロインが記憶を蘇らせ、悲惨な結末となってしまうことがあり、バッドエンドの頻度はシリーズ一でPSのやるドラシリーズでは唯一ノーマルエンドが無い。
[編集] 登場人物
- 主人公 (声優:檜山修之)
- 20歳。道南大学に通う大学生。大学の近くのマンションで一人暮らしをしている。(主人公の音声はオフにすることも出来る)
- 桜木花織(さくらぎ かおり) (声優:日高のり子)
- 主人公の隣に住むOL。幼少の頃両親と死別し、祖母の手により育てられた。しかし祖母も花織が短大在学時に死去している。性格として若干夢見がちで思い込みが激しく、年かさの割に子供じみたところもある。
- 伊達昂(だて たかし)
- 花織の恋人。彼女とは3年前に知り合った。しかしアメリカ・マイアミ出張中に事故死。ドライな性格ながら境遇の似ている香織の事を誰よりも愛していた。
- 小林勇一(こばやし ゆういち) (声優:堀内賢雄)
- 伊達の親友で、会社員。彼とは小学生時代から知り合っている。裏設定では香織に対して恋愛感情を持っていたが、本編では主人公と香織の為、尽力を尽くす。
- 小林美雪(こばやし みゆき) (声優:渕崎ゆり子)
- 勇一の妹でOL。伊達とは幼少の頃から恋心を抱いていたが友人の花織に昴を紹介した事でお互いに恋人同士になってしまい香織に対して嫉妬心を持ってしまった。若干虚言癖あり。
- 相川教授(あいかわきょうじゅ) (声優:飯塚昭三)
- 道南大学付属病院の精神科医。花織を担当している。
[編集] メインスタッフ
- プロデューサー・総監修 東郷光宏
- アニメーション監督、演出 西久保瑞穂
- 脚本 関島真頼
- キャラクターデザイン 荒川真嗣
- 主題歌「GHOST DANCE」
- 歌:Yu-Kalie 作詞・作曲:岩村ゆかり 編曲:上村佳弘・今井了介