陽月華
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陽月 華(ひづき はな)は宝塚歌劇団星組の若手娘役スター。(2006年11月、宙組次期トップ娘役に内定。)身長164cm。血液型O型。東京都足立区出身。愛称は「うめ」「ようこ」。9月2日生まれ。中学時代は剣道部。
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[編集] 略歴
- 2000年3月、86期生として宝塚歌劇団に入団。同年『源氏物語あさきゆめみし』で初舞台後、星組に配属。
- 2001年の『ベルサイユのばら2001』ではアンドレの子供時代を溌剌と演じ、娘役らしからぬ活きの良さを見せる。一方で、同公演の小公女役では愛らしい姿も披露。
- 2003年の日生劇場公演『雨に唄えば』でキャシー役に抜擢され、可憐なヒロインも演じられることを証明。『王家に捧ぐ歌』で新人公演初ヒロイン。
以降『王家に捧ぐ歌』から2006年の『愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム』まで5作品で、本公演では2番手娘役、新人公演ではヒロインとして、重要なポジションを任されることとなる。
- 2003年『おーい春風さん』で、バウホール公演初ヒロイン。
- 2006年『フェット・アンペリアル』では、パリを華やぐクルチザンヌと英国情報部エージェントという二面性を持った女性を生き抜いた。
- 2007年1月16日付けで宙組へと組替えとなり、宙組主演娘役(大和悠河の相手役)に就任することが内定している。お披露目は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公演『A/L』-怪盗ルパンの青春-。
[編集] スター像
入団当初から、愛らしくもさっぱりとさわやかな、娘役としては独特の雰囲気を持っている。
ダンスについては定評があり手足の長さと柔らかさを武器に、鋭くしなやかに踊る姿には勢いと華があり、ショーではトップスターと組むなどダンスシーンを鮮やかに彩っている。
元は宝塚ファンであり、どのような舞台にファンは恍惚とするのか、男役をより美しく目立たせる為に娘役はどうするべきかなどに哲学を持っている。
その一方、従来の宝塚娘役のお姫様的なイメージとは異なったかっこ良さや力強さを持っており、機関紙のポートレイト写真などでも、モデルのような垢抜けたおしゃれを披露。
宝塚の娘役らしくないと評されることもあるが、新しい娘役像を感じさせるユニークな存在である。
2002年から池田銀行のイメージガールを勤めている。
[編集] 新人公演ヒロイン
- 2003年『王家に捧ぐ歌』(本役・檀れい)
- 2004年『1914/愛』(同上)
- 2004年『花舞う長安』(同上)
- 2006年『ベルサイユのばら』(本役・白羽ゆり)
- 2006年『愛するには短すぎる』(同上)
計5回
[編集] バウホール公演などのヒロイン
- 『雨に唄えば』(2003年)(日生劇場)
- 『巌流』(2003年)(宝塚バウホール、日本青年館)
- 『おーい春風さん』(2003年)(宝塚バウホール)
- 『フェット・アンペリアル』(2006年)(宝塚バウホール)