陸軍機密費横領問題
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陸軍機密費横領問題(りくぐんきみつひおうりょうもんだい)は、田中義一が立憲政友会入りする際の「持参金」300万円の出所に関わる疑惑である。
陸軍大将であった田中が1925年に政界に転身し、立憲政友会入りをした際に、300万円の持参金を用意していた。出所について尋ねられた田中は、神戸の実業家から借りたと言っていたが、シベリア出兵の際の陸軍機密費を横領したものではないか、という疑惑が持上った。
国会でも審議されたが、この問題を追及していた検事・石田基が変死し(1926年)、疑惑はうやむやのうちに終わった。
松本清張の『昭和史発掘』にも取り上げられている。
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