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銀河核(ぎんがかく)は、回転する銀河の中心である。
天の川銀河で言うと、いて座の方向、8キロパーセクの所にある最も明るい部分が銀河核である。星間ガスやチリによって、銀河核を視認したり、紫外線や軟X線で分析することはできない。銀河核の観察には、ガンマ線、硬X線、赤外線、サブミリ波や電波の波長が使われる。
複雑な電波を放射しているいて座のA星は、ほとんど銀河の中心にあり、強力で多種多様にわたる電波を発している。多くの天文学者は、このA星のそばに銀河の核となるブラックホールがあると考えている。