部落解放同盟大阪府連幹部によるセクハラ事件
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部落解放同盟大阪府連幹部によるセクハラ事件(ぶらくかいほうどうめいおおさかふれんかんぶによるせくはらじけん)とは、部落問題を中心に差別撤廃運動に取り組む部落解放同盟大阪府連の男性幹部ら2人が2005年、性的な侮辱発言を繰り返すなどセクハラ行為をしていた事件。
[編集] セクハラの詳細
セクハラがあったのは2005年10月上旬の大阪市内にある部落解放同盟の支部幹部を囲む宴席。大阪府連前支部長が、同席していた別の人権団体の女性職員を名指しして「○○さんのヌード写真を撮って売り出そう」「支部の資金を稼ぐためや」などとセクハラ発言を行った。その後、2次会でもこの前支部長が「今日は○○さんの自尊心をぼろぼろに傷つけたろうと思っとったんや」と発言したほか、一緒に参加していた現支部長も、女性の年齢に触れて「この年では、もう売り物にならんな」など暴言を吐いた。
[編集] 謝罪
女性は数週間悩んだあと、支部の別の幹部に訴えて問題が発覚。支部の調査に2人は発言を認め、12月に女性に謝罪。大阪府連は、「人権団体としてあってはならないこと。真摯に受け止め、対応する」と謝罪した。