選書

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選書（せんしょ）とは、本のシリーズの一種である。一般向けにさまざまな分野の啓蒙書、解説書を集めたものが多い。叢書の一種と考えられるが、各出版社の「選書」には共通したところが見られるため、以下に記述する。

[編集] 概要

「書物を選んで集めたシリーズ」と言う意味であり、特に定義はないはずであるが、現状では、各社申し合わせたように同じ四六判の版型である。一つの選書は、皆同一か、或いは似たような装丁である。

単行本を選書化する例は見受けられず、現状では、各社申し合わせたように、ほとんど書き下ろしである（朝日選書ではかつて雑誌連載を纏めたものなども見受けられた）。また、選書を文庫化する事例もあまり見受けられない（例外として、古くは阿部次郎の「三太郎の日記」が角川選書となり、のち文庫化されたり、磯田光一の「戦後史の空間」や谷沢永一の「人間通」（いずれも新潮選書）が、新潮文庫で文庫化されたぐらいか）。出版文化の活性化・復権のためには、文庫化が望まれる。

[編集] 全選書一覧

あ

• 朝日選書
• 岩波現代選書

か

• 角川選書
• 講談社選書メチエ

さ

• 三省堂選書
• 新潮選書

は

• PHPビジネス選書

や

• 有斐閣選書