遷宮
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遷宮(せんぐう)とは、神社の本殿を造営・修理する際や、本殿を新たに建てた場合に、御神体を移すことである。転じて、本殿の造営・修理・再建およびその祭礼をいう。 通常は伊勢神宮(三重県伊勢市)及びそれに連なる神社について言い、それ以外の神社では遷座(せんざ)と区別することもある。
伊勢神宮と住吉大社(大阪市住吉区)では数十年単位で定期的に本殿を建て直しており、これを式年遷宮(しきねんせんぐう)と言う。この時の式年とは定められた年という意味である。かつては他に香取神宮・鹿島神宮・宇佐神宮・春日大社・諏訪大社(⇒御柱祭)などでも行われていた。式年遷宮は式年祭の一種といわれている。
式年遷宮は、神の依り代を新しくする行事である。この為、調度品など全て新しく整えられる。また、新しく整えられた鏡のうち1枚が天皇に奉納される。
伊勢神宮の式年遷宮については神宮式年遷宮を参照。
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