貴陽
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貴陽(Guiyang)は中華人民共和国貴州省の省都。面積8.046平方キロ、人口346万人(2002年末)。市内に森林が多く林城の名がある。市名は貴山の南にあることに由来する。
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[編集] 地理
省中央部に位置し、東及び南は南布依族苗族自治区、西は平ばい(土偏に貝)市、北は卒節地区・遵義市に接する。
[編集] 歴史
古来より少数民族が割拠し、戦国時代には夜郎国の地であった。唐朝は現在の貴陽に矩州を置き、1283年には貴州等処長官司が置かれ、四川行中書省、後に湖広行中書省に属した。1292年には順元城(貴陽)に八番順元宣慰司が設置されている。1413年貴州等処承宣布政使司が置かれて、省級行政単位が成立、順元城がその中心となった。1569年に貴陽府と改称され、貴陽の名が始まる。
1659年貴州巡撫が貴陽に駐在し、1666年には雲貴総督が貴陽に駐在するようになった。1914年貴陽市に昇格、1949年11月5日、人民解放軍が貴陽に入城、11月23日に貴陽市人民政府が成立した。
[編集] 行政区画
- 市区 雲岩区、南明区、小河区
- 郊区 鳥当区、花渓区、白雲区
- 県 開陽県、息烽県、修文県
- 県級市 清鎮市
[編集] 経済
1992年貴州省内唯一の貴陽ハイテク産業開発区が成立し、2000年に再編が行われて、新天ハイテク産業パークと金陽科学技術産業パークが新設された。2004年の全市生産総額(GDP)は対前年比13.8%増の438.5億人民元であった。
[編集] 外部サイト
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