豆戦車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
豆戦車(まめせんしゃ、タンケッテ)は軽戦車よりさらに小型・軽装な戦車。
2名ないし1名で運用し、その多くは砲塔を持たず、武装も機関銃を1~2挺備えただけの軽武装であった。(なお一部20mm機関砲や歩兵砲を搭載したものもある。)豆戦車は軍縮の時代である1920年代末~1935年頃にかけて数多く生産された。これらの戦車は、十分な軍備を持つだけの予算のない国家や、十分な軍備を持たない植民地などを相手とした国家によって配備された。前者の場合、より大型の戦車の前ではまったく歯が立たないものであったが、後者の場合、有効な攻撃手段を持たない原住民に対しては極めて有効な兵器であった。
戦闘時以外では、偵察や連絡任務、砲や物資用カーゴの牽引用にも用いられた。
[編集] 主要な豆戦車
- イギリス
- カーデンロイド(Carden-Loyd)製豆戦車(MkI~MkVI)
- ユニバーサル・キャリア(ブレンガン・キャリア)
- イタリア
- CV-33
- CV-35
- ポーランド
- TKS(TK-3)
- 日本