谷岡武雄
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谷岡 武雄(たにおか たけお、1916年 - )は、地理学者。立命館大学名誉教授。学校法人立命館名誉役員。立命館元総長。京都府生まれ。
1944(昭和19)年、立命館大学法文学部地理学科卒業後、立命館大学で助教授、教授を歴任し、文学部学部長に就任。立命館退官後は、中部大学に移籍していたが、1984(昭和59)年の立命館総長選挙に推薦され当選。立命館学園史上初の「生え抜き総長」として再び立命館に復帰した。
総長として、キャンパスの美化、国際化の推進などを課題に挙げ、1988(昭和63)年には国際関係学部の創設を実現。学会の人脈を利用して加藤周一や竹内実ら著名人を教授に招くなど奔走。結局、国際関係学部初年度の志願者倍率は41.2倍という記録的な数字になった。
谷岡総長が実現させた国際関係学部は、その後の立命館大学「国際化」の象徴となり、日本の私立大学としては初の「APSIA(国際関係大学院協会)」正規会員となるなど、立命館大学の看板学部に成長した。
地理学者としての評価は高く、海外の大学などから表彰されるなど国際的な活躍もみせる。また、多くの著作を手掛けるほか、現在でもシンポジウムへの参加や講演などを精力的にこなしている。
[編集] 主な受賞歴
- ベルギー「リェージュ大学賞」(1975(昭和50)年)
- フランス共和国「教育功労賞コマンドール」(2004(平成16)年)
[編集] 主な著書・監修・翻訳
- 「コンサイス外国地名事典」(三省堂)
- 「コンサイス日本地名事典」(三省堂)
- 「野道の歴史を歩く 1」(古今書院)
- 「野道の歴史を歩く 2」(古今書院)
- 「ヨーロッパ都市の歴史街道」(古今書院)
- 「フランス土地の心 北仏編」(古今書院)
- 「フランス土地の心 南仏編」(古今書院)
- 「世界地誌の研究と教育」(大明堂)
- 「ラ・フランス」(古今書院)
- 「人間活動と環境」(古今書院)
- 「地中海の都市を歩く」(大阪書籍)
- 「フランスの都市を歩く」(大阪書籍)
- 「歴史地理学プロシーディングス」(古今書院)
- 「東欧新事情」ルードヴィーク著、谷岡武雄訳(三省堂)
- 「私のヨーロッパ」(古今書院)
- 「巨大都市の終焉」(三省堂)
- 「地形学 3」ヘルベルト・ウ著、谷岡武雄訳(地人書房)