角富士夫
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角 富士夫(すみ ふじお、1956年5月31日 - )は、ヤクルトスワローズに所属した内野手。ポジションはおもに三塁手。右投げ右打ち。現在二軍打撃コーチを務める(背番号は76)。現役時代の背番号は41→5。
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[編集] 略歴
[編集] 来歴・人物
パンチ力のある打撃力と、堅実な守備を武器に長らく三塁手のレギュラーとして活躍。一時は首位打者争いにも加わった1978年には唯一のオールスターゲーム出場。この年の日本シリーズでは第2戦で超特大のホームランを放ち、翌第3戦ではスタメン出場するも、怪我のため日本一の胴上げには加われなかった。1987年にはボブ・ホーナー入団のあおりを受け、レギュラー剥奪されるも、翌年からはレギュラー復帰。1990年には生涯唯一の打率3割を記録、ゴールデングラブ賞を獲得する。晩年の1992年・1993年にはリーグ優勝、特に1993年のシリーズでは15年ぶり日本一の瞬間を三塁手として迎えた。
[編集] 通算成績
- 1521試合 打率.262 128本塁打 打点489
[編集] その他
彼が選手会長だったときに、ヤクルトの選手会は労働組合となった日本プロ野球選手会を脱退した。その記者発表の際に彼が発表文書にあった「表裏一体」を「おもてうらいったい」と読んだことから、この文書はヤクルト選手会以外の者が作成したのではないかという疑惑を抱かせることになった。