草津国際音楽アカデミー&フェスティバル
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草津国際音楽アカデミー&フェスティバル は、草津温泉で毎年夏に開催される音楽祭。
教育目的のアカデミーと演奏会としてのフェスティヴァルの二本立てで開催される。 毎日草津町内のどこかで開催される街角コンサート(演奏:マイスターブラスカルテット)が名物のひとつ。
[編集] 草津アカデミーの概要
1980年、ヴァイオリニストとして著名な豊田耕児を音楽監督、音楽評論家遠山一行を実行委員長に始められた夏期の2週間にわたる音楽アカデミー。毎年その年のテーマにあわせて世界的な芸術家を講師に招き、たとえばヨーロッパのニ一スやシエナ、ザルツブルクのアカデミー、アメリカで言えばアスペンやマルボーロといった夏期講習のシステムを参考に、草津独自のシステムで音楽を学ぼうとしている。
当初より世界的な音楽家が集まったことや、その音楽家たちから草津アカデミーが称賛されたことから、ヨーロッパでも音楽家の間ではすでに「草津」は世界一級のアカデミーとして評価され、このアカデミーと音楽祭に招待されることは名誉なこととすら言われる程になった。
第11回目からは遠山一行が音楽監督となり、さらに室内楽に充実したレッスンが行なわれるよう配慮されている。
[編集] 草津夏期国際音楽フェスティヴァルの概要
草津アカデミーが日本で最初の本格的な夏期の音楽アカデミーとしてスタートしたが、これだけの演奏家が来て音楽会を聴けないのは残念だし、生徒にとっても先生がどうステージの上で演奏するかが一番のお手本という訳でフェスティヴァルが企画された。フェスティヴァルとアカデミーは言わば車の両輪のような関係で、どちらが欠けても前に進むことが出来ないとされている。 1990年までのコンサートは天狗山レストハウスと言うスキー場のレストラン改造のコンサートホールで行なわれてきたが、1991年に待望の608シートの本格的なコンサートホールが「草津音楽の森」に建設された。また、2002年には室内楽用のイタリア製オルガンが設置された。
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