膠原病
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膠原病(こうげんびょう)とは、全身のコラーゲン(膠)にフィブリノイド変性が見られる一連の疾患群の総称として1942年に定義された疾患群である。のちに、コラーゲンの変性が病態の本質ではないことが明らかになり、膠原病という名称が不適切であるということで、結合組織病(けつごうそしきびょう)とも呼ばれるようになったが、日本では膠原病の名称で呼ばれることが多い。
体内の血液中の抗体が自己の細胞の核と反応して免疫複合体を作り、全身の関節・血管・内臓などにある結合組織を攻撃することで発病すると考えられている。
主症状として発熱・倦怠感・関節痛・レイノー現象などがある。
慢性に経過し、寛解と再燃を繰り返しながら進行することがある。多くの場合に自己免疫疾患としての機序が関与していると考えられているが、完全な病態の解明はなされていない。
有効な治療法は見つかっておらず、現在の日本の最新医療技術をもってしても完全に治す事は不可能だと言われている。
- 古典的膠原病
- その他の膠原病・膠原病類縁疾患
- シェーグレン症候群(SjS)
- 顕微鏡的多発血管炎(microscopic polyangitis; MPA)
- Wegener肉芽腫症(Wegener's granulomatosis; WG)
- アレルギー性肉芽腫性血管炎(allergic granulomatous angitis; AGA)(Churg-Strauss症候群)
- 過敏性血管炎
- ベーチェット病
等がある。
[編集] 関連項目
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