膝十字固め
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膝十字固め(ひざじゅうじがため)は、相手の膝を極める、サンボ・柔術・総合格闘技等における関節技である。なお柔道では競技上禁止され、殆ど継承されていない。また高専柔道において編み出された当時は「足の大逆」と呼ばれていたが、こちらも競技においては禁止されている。略して膝十字とも呼ばれる。英語ではニーバー(Kneebar)、ストレート・レッグバー(Straight legbar)等と呼ばれる。
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[編集] 概要
ハーフガードの体勢から、挟まれていない方の脚で相手の体を跨いで180度翻り、両脚を使って相手の片脚をしっかり挟み、相手の膝より若干上の部分(太腿寄りの部分)に自分の股をしっかり当てて支点とし、脚を抱きかかえるようにしながら体ごと後方へ反り返るようにして極める。技が極まれば、相手の膝が可動域の反対方向に折れ曲がる形になる。 また背後を取られた体勢からの返し技としての使用法もある。
[編集] 補足
この技は全身で相手の片膝を極めるものであるが、抵抗して脚を曲げる力は相当に強く、コツをつかんで仕掛けなければそうそう極めることができる技ではない。なお、PRIDEのリングでは桜庭和志がカーロス・ニュートンに極め、またマウリシオ・ショーグンがケビン・ランデルマンにこの技を極めている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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