聖ウルスラ学院英智小学校・中学校
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聖ウルスラ学院英智小学校・中学校(せいうるすらがくいんえいちしょうがっこう・ちゅうがっこう)は、宮城県仙台市若林区にある私立の小学校・中学校(小中一貫校)。学校法人聖ウルスラ学院。
系列校に聖ウルスラ学院英智幼稚園、聖ウルスラ学院英智高等学校がある。
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[編集] 概要
2005年に校名変更し、中学校を共学化して全国的にも珍しい小中一貫教育を行う学校として新たなスタートを切った。従来の6・3制ではなく、4・3・2制を採用している9年間の小中一貫校である。(ただし当面は中学校1年段階で新規募集を行う予定。)
[編集] 沿革
- 1950年4月1日、聖ウルスラ学院小学校を木ノ下に開校。
- 1951年3月11日、学校法人聖ウルスラ学院として認可。
- 1956年4月1日、聖ウルスラ学院中学校を一本杉に開校。
- 2005年4月1日、校名変更、中学校共学化、小・中の制服・校章を統一、土曜登校実施、4・3・2制を行うため小学校・中学校を小中一貫校化。
[編集] 4・3・2制
2004年までは、小学校は市内の他の私立小(聖ドミニコや仙台白百合)と同じ普通教育を行う私立小学校で、中学へ必ずしもエスカレーター式であがれるとは限らなかった。中学校も市内の他の私立中(仙台白百合や宮城学院)と同じく中高一貫教育の女子校であった。2005年からはこれを抜本的に改革し、小中一貫教育校として新たに4・3・2制を採用した。本稿では、あまり聞きなれない4・3・2制について説明を行う。
[編集] Firstステージ(小1~小4)
最初の4年間は、一般的に小学校での過程を私立ならではの独自のカリキュラムで行う。校舎は旧小学校と同じ木ノ下キャンパス。1年生より英語がある。
[編集] Secondステージ(小5~中1)
6・3制では丁度小学校の総仕上げと中学校への進学により急激に学習方式が変わるが、4・3・2制ではそれを円滑に行うため次のようなシステムになっている。
- 本来は中学校から始まる教科担任制をSecondステージの5年生から始める。
- 校舎は7年生(中学1年)も木ノ下キャンパス。
- 小中一貫教育のため、中学の新規募集で正式な中学校入学で入ったとしても、事実上は7年生に編入するのと同じようになる。
- 3年間で中学2年レベルの過程まで到達することを目標にする。
[編集] Thirdステージ(中2~中3)
9年間の総仕上げ及び高校への進学準備、高校1年の土台を作るために先取り学習を行う。2005年からは中高一貫の教育方針ではなくなったため、他の高校への進学も可能になった。そのため、受験することも可能である。
- 校舎は一本杉キャンパス
- 授業は7時限まで
- 高校及び大学への土台を作るためのシステム
- 各種検定試験への挑戦
[編集] 週6日制
現在の学習指導要領では公立学校では土曜日に授業を行うことは特区を除いて認められていない。しかし、本校では2005年度より土曜日にも普通授業を行うことで授業を無駄なく進ませることができるシステムに変更した。
[編集] キャンパス案内
[編集] 木ノ下キャンパス(旧聖ウルスラ学院小学校校舎)
- 仙台市若林区木ノ下1-25-25
- 1~6年生が在学。
[編集] 交通アクセス
[編集] 一本杉キャンパス(旧聖ウルスラ学院中学校・高等学校校舎)
- 仙台市若林区一本杉町1-2
- 7・8・9年生が在学。
- 本部、高校が同一敷地内にある。