羽根突き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
羽根突き(はねつき)は、日本の正月によく行われる伝統的な遊戯のひとつ。
和服姿の女性や子供たちが興じる姿は、正月の風物詩としてニュース番組などにしばしば登場する。 バドミントンに似る。
基本的には1対1の2名で行われる。2人のプレーヤーは向かい合って位置し、それぞれ羽子板(はごいた)とよばれる木製のラケットを持ち、羽根(はね。木製の小球(もともとはムクロジの種子)に数枚の鳥の羽をさしこんだもの。羽子(はご)ともいう)を打ち合う。ネットや定まった大きさのコートなどはないが、打ちそこなった場合は失点とされ、顔に墨でバツ印などの落書きをされる罰が与えられる。
またこの罰がこっけいであることから、テレビジョン放送のバラエティ番組などで羽根突きをアレンジしたゲームが行われ、敗者の顔に墨を塗る罰ゲームが行われることも多い。
羽子板には装飾用に作られるものもあり、人物像や花鳥の図が布の押し絵で豪華に作りつけられる。(詳細は羽子板の項を参照のこと。)