義肢・装具製作技能士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
義肢・装具製作技能士(ぎし・そうぐせいさくぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、職業能力開発促進法第47条第1項による指定試験機関(社団法人中央職業能力開発協会及び各都道府県の職業能力開発協会)が実施する義肢・装具製作技能士に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。 なお職業能力開発促進法により、義肢・装具製作技能士資格を持っていないものが義肢・装具製作技能士と称することは禁じられている。
目次 |
[編集] 区分
義肢・装具製作の中で義肢製作作業、装具製作作業に分かれる。
[編集] 級別
義肢製作作業、装具製作作業ともに1級、2級の別がある。
[編集] 実技作業試験内容
[編集] 義肢・装具製作(義肢製作作業)
- 1級:右大腿義足吸着式ソケットの陽性モデル(ふようライト使用の場合がある)を製作する。試験時間=4時間
- 2級:下腿ソケット(PTB式)を製作する。試験時間=4時間
[編集] 義肢・装具製作(装具製作作業)
- 1級:陽性モデルを修正して、短下肢装具(PTB式)を製作する。試験時間=4時間
- 2級:手背屈装具(指伸展装置付き)を製作する。試験時間=4時間