罠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
罠(わな)またはトラップ(Trap)とは、仕掛けられた側が知らず知らずの内に被害を受けることを目的として、仕掛ける側が何らかの手段を密かに講じることを指す。もしくは、講じた手段そのものを指す。
ここでは、動物や人間を捕えたり殺害することを目的とした道具や仕掛けを扱う。
[編集] 歴史
罠の歴史は古く、文明が発祥するより以前には既に落とし穴が狩猟に利用されていたと言われている。また、エジプトの墳墓に盗掘者対策の落とし穴と見られる構造も残っている。日本神話に登場する日本武尊と草薙の剣の話や、三国志演義において諸葛孔明が得意とする火攻めなど、フィクションにおいても罠はたびたび登場している。
近代以降も、ゲリラ戦や農業、害虫駆除等の目的で利用され続けている。