総合職
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総合職(そうごうしょく)とは、総合的な判断を要する基幹的業務に従事する企業の正社員のことである。事技職と呼ぶ業界もある。
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[編集] 総合職と一般職
総合職は、管理職及び将来管理職となることを期待された幹部候補である。 総合職に対して、一般職と呼ばれる職掌がある。ここでいう一般職は定型的・補助的な業務に従事する企業の正社員のことであり、原則として転居を伴う異動はない。 男女雇用機会均等法により労働者に対する男女差別が禁止され、同一企業内の正社員を総合職と一般職に区分すること自体が差別と考えられるようになり、減少傾向にある。
[編集] 総合職の勤務地
総合職は、業務の必要に応じて転居を伴う転勤や出向がある。 企業によっては、総合職とは別に、地域限定総合職として勤務地を限定した総合職を設定することがある。
[編集] 総合職の採用
総合職は通常、大学(および大学院)卒業の新規学卒者を、事務系と技術系に分けて職種を限定しないで採用することが圧倒的に多い。企業によっては学歴を高等専門学校(高専)卒業以上としたり、短期大学(短大)・高専卒業以上とすることもある。 総合職を中途採用する時は、即戦力の専門職として職種を指定して募集することが多い。 男女雇用機会均等法により、総合職の採用は男女平等とするのが原則であるが、総合職としては男性しか採用しない企業も存在する。