糸井あや
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
糸井あや（いといあや）は、テレビドラマ『暗闇仕留人』に登場する架空の人物で、糸井貢の妻。
中村家先代当主・中村主水、せん夫妻の三女であり、中村主水の妻・りつ及び妙心尼（たえ）の妹である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
夫・糸井（当時は吉岡以蔵と名乗っていた）が、蛮社の獄で終われる身となった恩師・高野長英を匿ったが故に自身も同様の身となると、 あやもこれに従って身を隠す。
このときの苦労が原因で、あやは労咳（肺結核）に感染してしまい、糸井に深い負い目を抱かせている。
当時中村家ではこのことを憚り、せんとりつが、主水に詳しいことを伝えていなかったらしいことが、『暗闇仕留人』第1話で語られている。
同話で糸井が主水等とともに裏稼業に加わり、さらに父の十三回忌で母や姉達と再会したことで、 それ以降はあやは再び江戸で生活を始める。
しかし後に、夫達の裏稼業に関わる事件であやは命を落としてしまう。
このことは、あやとの生活に生きがいを見出し、その病気治療のために裏稼業に手を染めた糸井に暗い影を落とすこととなり、 最終回での糸井の死へとつながる伏線となった。
