第二次子音推移
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第二次子音推移(だいにじしいんすいい)とは、ゲルマン語のうち高地ゲルマン諸語で紀元後数百年のあいだに起きた音韻変化である。グリムの法則で知られる第一次子音推移に引き続いて起きたためにこの名がある。
この変化によって、無声破裂音が語頭や子音のあとで破擦音になり、それ以外の環境では摩擦音になった。
- /p/ → /pf/ または /f/
- /t/ → /ts/ または /s/
- /k/ → /kx/ または /x/
この変化を経験している現代ドイツ語と、経験していない英語・オランダ語とのあいだでこの音韻対応を見ることができる。
- 英 sleep、蘭 slapen - 独 schlafen
- 英 ten、蘭 tien - 独 Zehn
- 英 book、蘭 boek - 独 Buch