福島県営あづま球場
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福島県営あづま球場 | |
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Fukushima Azuma Baseball Stadium | |
施設統計 | |
所在地 | 福島県福島市佐原字神事場(福島県あづま総合運動公園内) |
開場 | 1986年 |
所有者 | 福島県 |
管理・運用者 | 福島県都市公園・緑化協会(指定管理者) |
グラウンド | 内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 | 照明塔:6基 最大照度:投捕間2800Lx |
設計者 | |
使用チーム、大会 | |
収容能力 | |
30,000人 | |
規模 | |
グラウンド面積:-m² 両翼:100 m 中堅:122 m |
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フェンスの高さ | |
福島県営あづま球場(ふくしまけんえい・―きゅうじょう)は、福島県福島市の福島県あづま総合運動公園内にある野球場。施設は福島県が所有し、福島県都市公園・緑化協会が指定管理者として運営管理を行っている。
目次 |
[編集] 歴史
1986年9月完成。当時、東北地方6県では最大の規模を誇る野球場だった。
同年9月13日に落成式が行われ、同日から18日まで開催された天皇賜杯第41回全国軟式野球大会がこけら落としとなった。尚、初戦は日東紡績福島工場 対 松下電工四日市Aで、日東紡績が2-0で勝利。大会の優勝は三洋電機鳥取だった。
翌1987年からはプロ野球公式戦でも使用され始めた。初ゲームは同年5月9日・10日の阪急ブレーブス対ロッテオリオンズ2連戦。初日の10日は6-0でロッテが勝利、翌日は2-2で引き分けに終わった。
その後、球場完成時には無かった照明設備が追加設置され、ナイトゲームの開催が可能となった。スコアボードの得点表示部は開場当初から初期型のLEDのものを使用していたが、画素が粗い上に照度が低いため見づらく、観客などからも不評だったことから、2000年シーズンに磁気反転式に改修された。
現在では年に数回開催されるプロ野球公式戦や高校野球・社会人野球など、幅広く使用されている。3万人規模の収容能力を持つ野球場は、東北6県ではこのあづま球場と、同県いわき市のいわきグリーンスタジアムの2箇所のみ。福島市西郊を流れる荒川沿いにあり、風光明媚なスポーツ・レジャーのメッカとして県民に広く知られている。
[編集] 主なエピソード
- スコアボード故障事故
- 2005年4月5日に開催された東北楽天ゴールデンイーグルス対北海道日本ハムファイターズ1回戦の試合中、スコアボードが故障するハプニングが発生した。3回表の日本ハムの攻撃中、得点表示部とカウント表示部が点灯しなくなった。その後カウント表示部は復旧したが、得点表示部は制御できない状態が続いたため、球場職員らが急遽スコアボード棟の屋上に上がり、白い紙にイニングスコアを手書きして掲出した。試合は延長10回、5-4で日本ハムが勝利した。後日の調査で故障原因はスコアボード制御部にトラブルが発生したことにより、機器の基盤の一部が焼損したためと判明した。
- 16年ぶり巨人主催試合
- 2006年、セ・パ交流戦期間中の6月13日に巨人-オリックス3回戦が開催された。巨人があづま球場で主催公式戦を開催するのは1990年以来16年ぶりのことだった。スタンドは満員となり(うち有料入場者数19,442人)盛り上がったが、連敗中で不調の巨人は攻守に精彩を欠き、試合は5-1でオリックスが勝利した。
[編集] 施設概要
- 両翼:100m、中堅:122m
- 内野:土、外野:天然芝
- スコアボード:イニングスコア部=磁気反転式、選手名他=パネル式(全面電動式ではない)
- 照明設備:6基(最大照度:投捕間2800Lx)
- 収容人員:30,000人 (内野:14,390人、外野:15,610人)
- スタンド:内野:全席セパレート席、外野:全面芝生
[編集] 交通
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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