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神経(しんけい)は、神経線維束(しんけいせんいそく)の通称。
動物に見られる組織で、情報伝達の役割を担う。淡黄色の索状をしており、神経細胞の軸索(神経線維)が束になったものである。神経系の器官のうち、末梢神経は、この神経線維束からできている。
内分泌を通じた情報伝達に比較して、
- 目的の組織だけに伝達が可能
- 伝達速度が非常に速い
という性質があり、運動や感覚などの動物機能の実現に寄与している。植物神経に寄与する自律神経もあるが、これは通常運動神経や感覚神経よりも伝導速度は遅い。
[編集] 別の意味
- 他者に対して配慮する様子も神経と呼ぶ。又、其の気持ちが欠けてる様子を無神経(むしんけい)と呼ぶ。「神経を使う」「無神経なウィキペディアン」
- 特定の対象が持っている精神構造を指して神経と呼ぶ事も多い。「彼の神経を疑う」